シクミ、製造業向けに見積対応の時間短縮手法をまとめた無料レポートを公開
AI導入支援などを手がける株式会社シクミは、製造業を対象とした無料レポート「見積回答が遅いのは、営業の責任ではない」を公開した。同レポートでは、見積依頼や引き合いへの一次対応に焦点を当て、回答までの所要時間を短縮するための手法をまとめている。同社支援先での計測例では、受注一次対応にかかる月30時間のうち約37%にあたる月11時間が、在庫や生産予定の照合に費やされていたという。

見積回答遅延の背景と情報収集工程の課題
見積の回答が遅れる原因は営業担当者の動きに求められがちだが、工程を分けて時間を計測すると実態が異なる場合があると同社は指摘している。支援先での計測例では、受注一次対応の業務を4工程に分けて時間を測定したところ、月30時間のうち月11時間が在庫・生産予定の照合に充てられていた。同レポートでは、残り3工程の数値や改善着手の手順について解説している(業務内容やデータの状態により異なる)。
企業の生成AI活用状況と効果
帝国データバンクが2026年3月に実施した「生成AIに関する企業の動向調査」(有効回答10,312社)によると、生成AIを活用している企業は全体の34.5%となった。業種別ではサービス業が47.8%、金融業が38.6%、不動産業が34.9%、運輸・倉庫業が27.5%、建設業が26.4%と開きが見られる。企業規模別では大企業が46.5%に対し、中小企業は32.4%、小規模企業は28.0%となっている。また、生成AIを活用している企業の86.7%が「業務に効果が出ている」と回答している。
公開されたレポートは全16ページで構成され、図や表を用いて1ページ1テーマで解説されている。現状の業務フローと課題、業務時間の内訳、AIと人が分担する範囲、導入の4ステップ、13週間のスケジュールと成果物などが盛り込まれている。
同社の支援実績としては以下の事例が挙げられている(いずれも1業務のみを対象とした結果であり、業務内容やデータの状態により効果は異なる)。
- 不動産管理会社において、契約書ファイルの自動リネームやフォルダ整理、基幹システムへの入力データ生成などを自動化し、月40時間の工数を削減
- メールやFAXの内容をAIが読み取り、商品と掛率を自動照合して見積書のドラフトを作成することで、見積書作成時間を50〜60%削減
株式会社シクミについて
株式会社シクミは、東京都渋谷区に拠点を置き、代表取締役を石井由哉氏が務める企業である。業務の分解と設計から着手するAI導入支援やITコンサルティング、システム開発などを展開している。
- 会社名:株式会社シクミ(shikumi inc.)
- 代表者:代表取締役 石井 由哉
- 所在地:東京都渋谷区桜丘町18-4 二宮ビル1F
- 設立:2026年
- 事業内容:AI導入支援(AIコンサルティング/AI研修)、ITコンサルティング、システム開発・業務受託
- URL:https://shikumi-co.jp
本記事は株式会社シクミの発表および帝国データバンクの公表情報をもとに作成。
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