台湾Turing Driveが自動運転の新技術と3車種発表 協業に1億円投資へ
台湾の自動運転ソリューションプロバイダーである台湾智慧駕駛(Turing Drive)は2026年8月31日、年次カンファレンス「APX-TD 2026」を開催し、次世代技術「Hybrid E2E」および用途別の新自動運転3車種シリーズを発表した。あわせて成長戦略「Vision 2029」を掲げ、自動車メーカーとの協業計画「TuRN Program」に1億円を投資することを明らかにした。
次世代技術「Hybrid E2E」と用途別3車種シリーズを発表
Turing Driveは「自動運転システム開発」と「自動運転車両の販売」を両輪とする成長戦略「Vision 2029」を提示し、次世代の「Hybrid E2E(End-to-End)」自動運転技術を公開した。同技術は、AI深層学習による環境適応力と物理的安全性を検証するセーフティモデル(RSS)を統合したもので、混合交通環境での柔軟かつ安全な走行を目指す。
商業用途に応じた新車種シリーズとして、以下のラインナップが発表された。
- BR(Bridge)シリーズ:旅客輸送・送迎向けモデル(4人乗りから14人乗りまで対応)
- PO(Porter)シリーズ:物流・貨物輸送向けモデル(200kgの小型搬送から1.3tの中型配送まで対応)
- MI(Mission)シリーズ:道路清掃や工場内搬送などの特殊作業向けモデル


さらに、大規模な輸送量と長距離ルートを想定したモデル「BR40X」もサプライズ展示された。同社CEOの沈大維氏は、2020年から実施してきた台北市信義路のバス専用道での運行データと日本市場での運用経験を融合したシステムを構築したとし、BRシリーズの投入により台湾での自動運転送迎サービスを進展させていく方針を示した。

1億円を投資する協業計画「TuRN Program」を始動
自動運転の社会実装加速に向け、世界各国の車両メーカーと連携する協業計画「TuRN Program」が正式発表された。既存の車両プラットフォームに同社の自動運転システムを統合し、商用モビリティサービスの立ち上げを図る。
共同創業者の陳維隆氏によると、同社は1億円の資金を投入し、公募から選出された5つのチームに対して自動運転のハードウェアおよびソフトウェア統合ソリューションを提供・支援する予定だとしている。
日台などのグローバルパートナー4社と連携
カンファレンスでは、エコシステムを構成する主要グローバルパートナー4社が登壇し、今後のロードマップを提示した。
- 株式会社マクニカ:日台連携による共創事例を紹介し、東南アジアをはじめとする海外市場展開へのビジョンを提示
- 株式会社ティアーフォー:オープンソース自動運転ソフトウェア「Autoware」の最新動向とEnd-to-End AIへの技術ロードマップを解説
- 超恩股份有限公司(Vecow):農業・物流・鉱業などの過酷環境下における高精度時間同期技術およびEdge AI計算プラットフォームの有効性を実証
- 歐特明電子股份有限公司(oToBrite):ロボティクスや無人移動体向けの車載グレード3D深度感知・ビジョンポジショニングソリューションを紹介




Turing Driveは今後もパートナーとの連携を強化し、自動運転技術の社会実装と商用化を推進するとしている。
本記事は台湾智慧駕駛(Turing Drive)の発表をもとに作成しました。
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