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Kaluzaと三菱商事、日本の電力・ガス小売向け事業展開で業務委託契約

英Kaluzaは、三菱商事との間で日本の電力・ガス小売事業者向けにエネルギーインテリジェンスプラットフォームの事業展開支援に関する業務委託契約を締結したと発表した。両社は既存のパートナーシップを基盤に、国内の電力・ガス小売事業者への展開を加速させる。また、Kaluzaは新法人「Kaluza合同会社」を設立し、日本市場における事業体制の強化を進める。

提携の背景とこれまでの実績

世界最大級の電力・ガス小売市場を有する日本では、競争の激化や電化の進展、エネルギーシステムの分散化を背景に、顧客関連業務の高度化や需給調整力の統合制御、新サービスの迅速な市場投入が求められている。

両社は、EVのスマート充電など分散型電源制御サービスの事業展開を目的に、2024年にKaluza Japan株式会社を設立した。同社を通じて一般家庭向けの先進的なV2X(Vehicle-to-Grid/Home)プロジェクトをはじめ、先行する調整力関連の実証事業において成果を上げており、今回の提携によって協業関係をさらに発展させる。

両社の役割分担

本提携に基づき、各社は以下の役割を担う。

  • Kaluza:英国、欧州、豪州の主要エネルギー事業者向けに導入中または導入済みであるプラットフォームの運用実績とノウハウをもとに、日本市場における拡張性の高い事業展開モデルの構築を進める。
  • 三菱商事:日本のエネルギー業界における知見とネットワークを活かし、Kaluzaの日本市場参入および事業展開を支援する。

新法人設立と日本市場への事業体制強化

Kaluzaは日本市場に対する長期的な取り組みの一環として、顧客管理基幹システム(CIS・CRM)を含むエネルギーインテリジェンスプラットフォームを展開する日本法人「Kaluza合同会社」を設立した。日本カントリーマネージャーには、海外テクノロジー企業の日本市場開拓経験を持つノエル・プリチャード(Noel Pritchard)氏が就任した。

同氏は、日本のエネルギー小売事業者が自由化や分散化、デジタル化、電化の進展といった課題に直面するなか、次世代型プラットフォームを通じて競争力強化を支援していく姿勢を示している。また、三菱商事エネルギー&パワーソリューショングループ国内電力室長の齋藤誠氏は、両社の強みを組み合わせることで日本の電力・ガス小売市場の変革を支援するポジションを構築したいとしている。

Kaluzaの概要

  • 事業内容:将来の柔軟な分散型かつ低炭素なエネルギーシステムを実現するソフトウェア基盤の提供
  • 提供地域:欧州、豪州、アジアの主要エネルギー事業者

本記事はKaluzaの発表をもとに作成。

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