NEC、社会起業塾の2026年度生3団体を決定 社員による支援チームも新設
日本電気株式会社(NEC)は2026年9月3日、若手社会起業家育成プログラム「NEC社会起業塾」の2026年度塾生(第25期生)として3団体を決定したと発表しました。本プログラムは社会課題に取り組む若手起業家を支援する日本初の取り組みとして2002年度に開始されたものです。選出された団体は、約半年間にわたりメンターからの助言を受けながら事業プランや戦略を磨いていきます。
2026年度に選定された3団体と事業内容
2026年度は、NECの掲げるPurpose「安全・安心・公平・効率という社会価値を創造し、誰もが人間性を十分に発揮できる持続可能な社会の実現」をテーマに選定が行われました。塾生として決定した3団体と事業概要は以下の通りです。

- 株式会社tayori(代表:直林実咲氏)
AIを活用しながらLINE上で日常の問いかけに答えることで、想いや情報を記録・共有できるサービス「tayorie」を提供し、終活未実施層の行動変容を目指す。
- 株式会社ナースX(代表:中道嘉総氏)
看護師が日々の経験を学びに変えるAI教育アプリ「マイプリ」を開発・運営し、看護現場における人材育成や相談環境づくりを支援する。
- 特定非営利活動法人LoCoBridge(代表:末廣優太氏)
過疎・島嶼地域を中心に生じる「創造性の地域間格差」の解消に向け、子どもが無償で創作活動に取り組める拠点「みんなのクリエイティブハブ」の開設・運営を包括的に伴走支援する。
社員コミュニティ内にサポートチームを新設

2026年度からは、社員有志コミュニティ「NECプロボノ倶楽部」内に「NEC社会起業塾サポートチーム」が新設されました。社員と社会起業家が対話や共創を行う機会を拡充することで、両者の学びと変革を促し、社会課題への理解と共感の醸成を図ります。
選定された各団体は、プログラム期間中に仮説構築と検証を重ねるほか、NECが有するデジタル技術や事業アセットとの連携を通じた社会課題の解決も期待されています。

NEC社会起業塾の実績
NEC社会起業塾は、NPO法人ETIC.との協働により運営されている育成プログラムです。NPO法人ETIC.の調べによると、2025年度末時点での実績は以下の通りです。
- 卒塾生数:78名
- 卒塾生の事業継続率:83%
- 10年以上事業を継続している主な団体・企業:認定NPO法人フローレンス、認定NPO法人かものはしプロジェクト、NPO法人CANVAS、認定NPO法人カタリバ、ケアプロ株式会社、株式会社坂ノ途中、NPO法人クロスフィールズなど
本記事は日本電気株式会社の発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



