ブイキューブ、東レ千葉工場に熱中症対策ブースのテレキューブクール プロを設置
株式会社ブイキューブは、東レ株式会社の千葉工場へ熱中症対策に特化した可動式ブース「テレキューブクール プロ」を設置したと発表しました。
同工場では暑熱職場における作業環境改善を進めており、2026年5月から「テレキューブクール ライト」を試験導入していました。その結果、現場での熱中症対策としての有効性が確認されたため、本格的な夏場に向けて「テレキューブクール プロ」の追加設置に至りました。
暑熱職場における休憩環境の課題と導入背景
近年は猛暑の常態化に伴い、職場での熱中症対策の重要性が高まっています。2025年6月の労働安全衛生規則改正により、暑さ指数(WBGT)28度以上または気温31度以上の環境下で連続1時間以上、または1日4時間を超える作業を対象に、報告体制の整備や重篤化防止措置が罰則付きで義務化されました。
導入先となった東レの千葉工場には従業員約100名のほか、多くの関連会社や協力会社の社員が在籍しています。製品倉庫で梱包作業を行う協力会社社員向けには、徒歩2〜3分の専用事務所や近隣の生産課事務所が冷房付き休憩室として開放されていました。しかし、他社の事務所を利用することへの心理的ハードルや、作業スペースの都合による休憩時間調整などの課題があり、作業現場に近い休憩環境の整備が求められていました。
試験導入を経て大型モデルを追加設置
千葉工場では2026年5月、作業現場のすぐ横に「テレキューブクール ライト」(旧テレキャビン)を試験導入しました。気軽に利用でき体を冷やせるとして、日中だけでなく湿度の高い夜勤時にも活用されました。

一方で、一度に利用できる人数が2名ほどに限られる点や、工場の稼働を停止して行う大規模修繕(定修)時の日陰がない炎天下環境への設置要望が挙がったことから、収容人数を増やし冷却機能を強化した「テレキューブクール プロ」が追加導入されました。
「テレキューブクール プロ」は、現場での設置や移設が容易な可動式ブースです。40度を超える高温環境下でも冷気を循環させる筐体・冷却機能一体型の特殊構造を備えており、現在特許を出願しています。
主な特徴は以下の通りです。
- 断熱:ノンフロン型不燃断熱材の厚い壁により外気温の影響を遮断
- 冷却:10度以下の冷気を送り込む強力な冷却機能
- 空気循環:頭部に直接冷気をあてる設計による効率的な身体冷却
- 収容力:省スペースながら最大5人が同時利用可能
設置後の効果と今後の展開
設置後は猛暑日であっても室温を20度以下まで低下させることができており、利用者からも涼しさや広さについて評価されています。
東レ千葉工場の担当者は、従来のファン付き作業服やスポットクーラーでは局所的にしか冷やせない課題があったとした上で、今回の導入が解決策になると期待を示しており、今後は過酷な環境での利用テストを通じて用途拡大を検討するとしています。
本記事は株式会社ブイキューブの発表をもとに作成しました。
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