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和歌山県白浜町で孤立集落サバイバル合宿2026開催 中高生が避難所運営学ぶ

2026年9月21日から22日の2日間、和歌山県白浜町の椿地区で「孤立集落サバイバル合宿2026 at TSUBAKI」が開催されました。東京大学生産技術研究所附属災害対策トレーニングセンター支援会(DMTC-SA)が主催する中学生・高校生を対象とした防災教育プログラムで、2023年から始まり今回で3回目の開催となります。県内外から集まった中高生が「避難所運営の質を高めるために必要な要素とは」をテーマに、座学や地域歩き、実践的な避難所運営訓練に取り組みました。

避難所運営の実践から見えた課題と改善策の議論

訓練では、参加した中高生が役割を分担しながら避難所運営を行いました。施設内の安全確認や使用可能な教室の把握、避難所のレイアウト調整、本部との情報共有など、実際の運営に伴う一連の業務を経験しました。

訓練後の振り返りでは、各班が自らの役割や成果、難しかった点を整理して改善策を議論しました。その中では、受付や物資、健康相談などの窓口を明確にすることや、避難者からの情報を適切な担当者へ集約する仕組みの必要性が指摘されました。また、対応手順や役割分担をあらかじめ共有することで、限られた人員でも円滑な運営が可能になるのではないかという意見も出されました。

地形や条件に応じた避難経路の検証

地域の地形や道路状況を踏まえた避難経路の検討も行われました。椿地区での避難を想定し、複数のルートについて所要時間だけでなく、安全性や移動のしやすさといった観点から比較検証しました。

検討にあたっては和歌山県の防災アプリも活用し、津波の到達予想を確認しながら安全な避難方法について考えを深めました。さらに、夜間や大雨といった天候・時間帯の条件や、高齢者・子どもと同伴する場合を想定し、最短距離にとらわれず状況や避難者の特性に応じて経路を選択する重要性を学びました。

地域連携による次世代防災人材の育成

この合宿は椿地区とのつながりを契機に始まり、地域住民の協力を得て継続されています。今回の参加者には過去の合宿経験者も含まれており、周囲を牽引する姿が見られるなど、継続的な参加を通じて参加者同士が学び合う環境が形成されています。

東京大学生産技術研究所附属災害対策トレーニングセンター(DMTC)は、参加した生徒が将来、2050年に災害対策の現場で力を発揮する人材へ成長することに期待を寄せています。

組織概要

東京大学生産技術研究所附属災害対策トレーニングセンター(DMTC)

  • センター長:目黒公郎
  • 所在地:〒153-0041 東京都目黒区駒場4丁目6-1 東京大学生産技術研究所 Be-503
  • 設立日:2018年 (平成30年) 10月13日

一般社団法人 災害対策トレーニングセンター支援会(DMTC-SA)

  • 代表理事:目黒公郎
  • 所在地:〒153-0041 東京都目黒区駒場4丁目6-1 東京大学駒場リサーチキャンパス内総合実験研究棟An-509
  • 設立日:2021年 (令和3年) 11月5日

本記事は一般社団法人災害対策トレーニングセンター支援会(DMTC-SA)の発表をもとに作成しました。

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