アースアイズのAI監視システム、水戸市繁華街の客引き対策で稼働
AIによる防犯・防災システムを手がけるアースアイズ株式会社は、同社のAI監視システムが茨城県水戸市の大工町を中心とする繁華街の客引き対策として導入され、2025年12月より稼働していることを明らかにした。街頭の高機能カメラとAIを活用して客引き行為に近い動きを捉え、音声による注意喚起や自治体による映像確認などを行う仕組みとなっている。稼働開始から約8か月が経過したことに伴い、水戸市生活安全課の担当者が運用の現状や今後の展望を明かした。
AIによる行動解析で客引き行為を抽出
本システムは、監視カメラで捉えた人物の動きをAIが継続的に解析する仕組みを採用している。滞留や再待機、往復、反復接触、近距離状態、並走・離反といった時間の経過に伴う行動のつながりを中心に、外観の傾向も組み合わせて客引き行為に近い動きを検知する。
該当する動きが確認された場合は、屋外スピーカーによる音声での即時注意喚起を実施するほか、市の担当者が映像の確認やデータの整理を行う。
2つの監視エリアにカメラを設置し市役所と連携
システムの構成は、監視エリア側に設置された監視カメラや屋外防水スピーカー、AI解析機器と、市役所側の映像確認・管理環境からなる。
今回の導入では2つの監視エリアにそれぞれ1台ずつカメラが設置されており、撮影された映像はネットワークを経由して市役所側へ伝送され、担当者がPCなどで映像を確認・管理する運用となっている。
水戸市担当者の評価と今後の展望

水戸市市民協働部生活安全課の担当者によると、大工町では通行人への声掛けや客待ちにより歩行者が通りにくさを感じたり、繁華街への立ち寄りをためらう人が出るなど、地域のにぎわいやイメージへの影響が懸念されていたという。
AI監視カメラの導入について担当者は、これまで把握しにくかった時間帯や場所の状況を映像やデータで継続的に確認でき、注意喚起や警察との連携に活用できる環境が整った点に手応えを感じているとしている。実際の抑止効果については今後もデータを蓄積しながら検証を進め、運用を通じて解析精度の向上や連携強化を目指す方針を示した。

アースアイズは、今後も水戸市での運用を通じてAI解析精度や活用方法の改善に取り組み、繁華街の課題を抱える自治体のまちづくりを支援していくとしている。

- 社名:アースアイズ株式会社
- 代表者:代表取締役 山内 三郎
- 所在地:東京都港区浜松町一丁目2番1号 No.R浜松町ビル5階
- 設立:2015年9月16日
- 事業概要:人工知能搭載カメラの開発および販売、ソフトウエアの開発および販売、コンピューターの電子情報の管理・保管・解析・分析・加工、電気通信事業
本記事はアースアイズ株式会社の発表をもとに作成。
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