ローカル・スタートアップ協会、薩摩会議2026で志布志特別セッションを開催へ
一般社団法人ローカル・スタートアップ協会は、対話型カンファレンス「薩摩会議2026」との共創により、鹿児島県志布志市で特別セッションを開催する。同セッションは「食農OS × Transformation」をテーマに、150年先も続く持続可能な地域産業モデルの共創を目指す。会期は2026年10月10日から12日までの3日間で、志布志セッションを含む全13地域のローカルセッションは2日目の10月11日に実施される予定だ。
志布志セッションの背景と狙い
日本有数の茶産地である鹿児島県志布志市は、世界的な日本茶ブームの一方で海外産代替品の台頭や深刻な人手不足といった課題に直面している。こうした状況に対し、土地固有の価値を持続可能な仕組みとして社会実装することを目的に、本セッションが企画された。

2026年3月に発足した「大隅未来ラボプロジェクト」と鹿児島堀口製茶有限会社が連携し、一次産業を起点とした新規事業創出や農業の再産業化、地域連携の促進を図る。
開催概要と登壇者

志布志セッションのテーマは「食農OS × Transformation『150年後の食と農のゆくえ』300haの茶畑から大隅半島のテロワールを再定義する〜」と題して行われる。

ホストは以下の3名が務める。
- 齋藤潤一(一般社団法人ローカル・スタートアップ協会 代表理事)
- 堀口大輔(鹿児島堀口製茶有限会社 代表取締役社長)
- 稲田佑太朗(大隅未来ラボプロジェクト 代表)
ゲストには、株式会社TeaRoom代表取締役CEOの岩本涼氏と、株式会社白岩代表取締役社長のシャルル・アントワン・ピカール氏が登壇する。お茶を文化資本へと昇華させるアプローチや、グローバルブランドにおけるテロワールの哲学について議論を交わす予定だ。
現地視察と対話を通じた取り組み
本セッションでは、現場での対話を通じた課題解決を目指す。参加者は堀口製茶での歴史探求や地元の蔵での昼食、自治体連携の視察など志布志の風土を現地で捉える。

午後は気づきの共有や参加者同士の対話を行い、持続可能な産業モデルの共創に向けた当事者としての行動を促す。大隅未来ラボプロジェクト代表の稲田佑太朗氏は、個別の要素を線や面で結び、対話を実装へ、視察を共創へ、関係人口を具体的な事業へとつなげる重要な1日になるとコメントしている。
今後の展開
大隅未来ラボプロジェクトは今後、中間支援として地域と外部をつなぎ、新たな事業創出を進める方針だ。300ヘクタール超の茶畑を有する堀口製茶を起点に行政や企業と連携してガストロノミーツーリズムを展開するほか、若潮酒造や志布志港の魅力発信、大崎町や東串良町との協働による半島全体のエコシステム構築を目指すとしている。
本記事は一般社団法人ローカル・スタートアップ協会の発表をもとに作成。
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