パルシステム神奈川がセルフケア講座開催 星槎大学との協定1周年で
生活協同組合パルシステム神奈川は8月25日、新横浜本部で職員を対象としたセルフヘルスケア講座を開催しました。星槎大学との包括的連携協定の締結1周年を記念した企画で、会場とオンラインを合わせて約30人が参加しました。職員は、ストレスを感じたときの対処法や、業務を円滑に進めるための考え方を学びました。
認知行動療法と障害者雇用の視点を解説
講師を務めたのは、星槎大学共生科学部の平雅夫専任教授です。平専任教授は、ものの受け取り方や考え方に働きかけて気持ちを楽にする認知行動療法を中心に解説しました。
仕事でのミスに対しては、行動のきっかけとなる要因と結果を認識する「ABC分析」が有効であるとし、ミスをその場で流さず行動のきっかけを把握することが大切だと説明しました。
障害者雇用の現場に関しても言及し、うまくいかないときに自責や他責にするのではなく、環境との相互作用でミスにつながることを認識して働く環境を整備する重要性を指摘しました。また、目標に向けて思考や行動をコントロールする実行機能が十分に機能していない場合があることに触れ、ゴールを明確に伝えることや指示の仕方を工夫する必要性を語りました。
日常で実践できるセルフケアエクササイズを紹介
講義では、言葉が持つ影響力や不安への対処法についても紹介されました。平専任教授は、近年の認知行動療法では不安から視点を移動させて影響を減らす考え方が用いられているとし、成功体験を共有することが対策として有効であると述べました。
不安な気持ちを和らげる実践方法としては、街を歩く際に景色や気温の変化に意識を向けて悩みから距離をとることや、姿勢を変えることが挙げられました。さらに、両手でグーとパーを交互に繰り返す動作や、イライラした際に6秒数えること、100回唱えて言語を無効化する手法などが示されました。平専任教授は、気分を切り替えるスイッチを多く持ち、挨拶などの小さな行動から職場風土を向上させてほしいと呼びかけました。
包括的連携協定に基づく継続的な研修と支援

パルシステム神奈川と星槎大学は2025年8月、障害者雇用推進に向けた包括的連携協定を締結しました。障害を持つ職員の支援担当者へのメンタルケアをはじめ、星槎大学での相談受け入れや教育、研修の実施を目的としています。
これまでにもアンガーマネジメント研修や就労支援担当職員による事例検討会を実施してきたほか、企業在籍型職場適応援助者(ジョブコーチ)の資格を持つ職員への個別面談などにも継続して対応しています。パルシステム神奈川は、全職員が安心して働ける職場環境の実現を目指すとしています。
組織概要
生活協同組合パルシステム神奈川
- 所在地:横浜市港北区新横浜3-18-16 新横浜交通ビル
- 理事長:藤田順子
- 出資金:121.5億円(2026年3月末現在)
- 組合員数:37.0万人(2026年3月末現在)
- 総事業高:595.7億円(2026年3月末現在)

本記事は生活協同組合パルシステム神奈川の発表をもとに作成。
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