ウィード、ANAグランドハンドリング部門向け専用グローブを共同開発
作業用手袋メーカーの株式会社ウィードは、全日本空輸株式会社(ANA)のグランドハンドリング部門と共同で、現場専用のグローブを開発したと発表した。航空機の地上支援業務において操作性と防護性の両立が求められるなか、ゼロベースでの設計により現場の課題解決を図った。
開発の背景と現場の課題
航空機の定時運行を支えるグランドハンドリング業務では、重量物を扱う安全性と精密な作業性が同時に求められる。現場では長年軍手が使われてきたほか、耐衝撃手袋の導入も検討されてきたが、厚みや硬さから繊細な操作性との両立が困難だった。さらに、業務のデジタル化に伴い現場でタブレット端末の導入が進むなか、手袋を装着したままスムーズに操作できる製品へのニーズが生じていた。

最適配置を追求した設計と機能
今回の開発では「機能の足し算」ではなく「最適配置」の設計思想を採用した。ベース生地には18ゲージの繊維構成を採用し、リスクの高い指部分にのみ衝撃緩衝材をピンポイントで配置することで、保護性能と指先感覚の両立を図っている。また、特殊なコーティング技術により5本指すべてでタッチパネル操作に対応させた。さらに、重量物の取り扱いによる手首への負担軽減や雨天時のズレ防止を目的として、手首サポート付きのリストベルトを実装している。
導入後の効果と評価
現場への導入後は、「指先の不安がなくなり作業に集中できる」「長時間着用しても疲れにくくコンディションを維持しやすい」「タブレット操作のために手袋を脱着する必要がなくワークフローが止まらない」といった声が寄せられているという。開発を担当したウィードの勝田孝行氏は、企業ロゴを冠し名前を記せるグローブを通じて、単なる消耗品ではなく誇りを持って使える専用ギアを実現できたとしている。
株式会社ウィード 概要
- 代表者:吉田 智哉
- 創業:2005年
- 売上高:60億円(2025年度)
- 本社所在地:千葉県千葉市美浜区中瀬2-6-1 ワールドビジネスガーデン マリブウエスト33階
本記事は株式会社ウィードの発表をもとに作成。
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