グリーンレイズとkenma、人を直接冷暖する新空調ブランドHUMO°を発表
株式会社グリーンレイズ輻射空調エンジニアリングは、株式会社kenmaとともに、人を直接冷やし温める空調ブランド「HUMO°(ヒューモ)」を発表した。従来の対流式エアコンと異なり、輻射熱と水を媒体に用いて人そのものへ熱を伝える仕組みを採用している。同社は2026年9月10日に、同ブランドを体験できるショールームを神奈川県鎌倉市に開設する予定だ。

空間ではなく人を冷暖する仕組み
HUMO°は、太陽や焚き火と同じ輻射の原理を活用し、空気を介さずに人や床、壁と熱をやり取りする空調ブランドである。同社はこれまで「THEAR(シアー)」として展開してきた技術を基に、kenmaとともに名称やコンセプトを含むブランディングを見直し、「人を、空調する。」を掲げるブランドとして再構築した。
開発の背景には、猛暑の激甚化や電気代の高騰、国際エネルギー機関(IEA)が予測する2050年に向けた世界的なエアコン由来の電力需要拡大といった課題がある。また、フロン排出抑制法により2029年までにHFCの70%削減(2011〜2013年比)が義務付けられるなか、冷媒に水を用いる点も特徴としている。
一般的なエアコンとの違いと特徴
HUMO°は風や運転音が発生せず、風による乾燥が起きにくい設計となっている。一般的なエアコンが部屋ごとに室外機や熱源機を必要とし、冷媒にフロンガスを使用するのに対し、HUMO°は冷媒に水を使い、熱源機1台で最大7台のパネルを稼働させることができる。
消費電力については、同社の試算値として、住宅用途で従来のエアコン比3〜10%、大規模施設では40〜50%の削減が可能としている。風が出ない特性から、室内だけでなく倉庫や工場、屋外など、空間全体の冷却が難しい環境への設置も見込まれている。

鎌倉ショールームの開設と今後の展開


2026年9月10日には、神奈川県鎌倉市に「HUMO°鎌倉本社ショールーム」がオープンする予定で、風のない快適さや温度感を実際に体感できる場として展開される。

同社はkenmaとともにフラッグシップとなる新製品の開発を進めている。今後は、水循環の仕組みを応用した手すりやレンガなどの都市空間向けプロダクト(特許出願中)による構想のほか、災害時の無電源運用、結露水の生活用水活用といったBCP(事業継続計画)分野への展開を順次発表する予定としている。
関連組織の概要

- 株式会社グリーンレイズ輻射空調エンジニアリング
- 設立:2024年12月25日
- 代表取締役:藤原淳之介
- 資本金:9,000万円
- 所在地:神奈川県鎌倉市小町2丁目8番34号 フィル・パーク鎌倉3階
- 事業内容:輻射空調機の開発・製造・販売・施工・保守
- 株式会社kenma
- 代表取締役:今井裕平
- 所在地:東京都新宿区新小川町8-24-1 実森ビル3F
- 事業内容:デザイン・ビジネスコンサルティング、ブランド・製品・サービス・空間デザイン
本記事は株式会社グリーンレイズ輻射空調エンジニアリングの発表をもとに作成。
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