TOPPAN、新事業共創プログラム「co-necto 2024」募集開始

TOPPAN株式会社は、2017年より実施している公募型のオープンイノベーションプログラム「co-necto」の第8弾となる「co-necto 2024」の募集を2024年6月3日より開始した。今回のco-nectoでは、新たに「モビリティ」のテーマを追加し、社会課題に合わせた合計10のテーマを設定。対象エリアも中部地区に拡大し、27社のパートナー企業とTOPPANとの実証チャンスがある。また、後援団体として日本各地のベンチャーキャピタルが加わり、合計29団体となった。

co-nectoは、TOPPANとスタートアップ企業、地域のパートナー企業で共創する”実証型”プログラムだ。本プログラムでの実証を通じて、プロダクトマーケットフィットを支援するとともに、パートナー企業を含めた3社で新たなサービスやプロダクト・ソリューションを生み出す。

2023年度採択企業と実証準備中のテーマとして、インターホールディングス社の非常に高い真空率を誇る真空弁を用いた真空容器や、Booon社の食品廃棄物を活用した魚粉代替品「昆虫プロテイン」の製造・供給などがある。

co-necto 2024の募集テーマは、カーボンニュートラル、行政DX、小売・流通DX、ジェネレーティブAI、金融DX、次世代ヘルスケア、製造・物流DX、都市空間、モビリティ、パートナー共創の10領域。エントリー資格は、法人格を有する企業で、実証実験を行うことができるサービスやプロダクトを自社で保有しており、TOPPANおよびパートナー企業との協業が可能なことだ。

選考基準は、競争優位性・革新性、社会的課題解決に対する貢献度、事業およびマーケットの成長性、パートナー企業・TOPPANのニーズをとらえた実証実験計画となっているかの4点。インセンティブとして、実証実験のフィールドとアセットの提供、実証費用の一部支援(1社平均支援額約200万円)、実証実験に関する情報発信支援、実証後結果の検証、共同事業化等検討が用意されている。

本プログラムは、パートナー企業と共に、実証事業をベースとして新たな価値を創出するイノベーションの発信拠点となることを目指している。