Orbital Lasers、大型精密鏡を手掛けるロジストラボと資本業務提携
宇宙用レーザーを中核とした宇宙光学技術を開発する株式会社Orbital Lasers(東京都港区)は、大型光学鏡の加工・計測技術を持つ株式会社ロジストラボ(京都府京都市)と資本業務提携を締結しました。Orbital Lasersがロジストラボへ出資を行い、衛星搭載用望遠鏡の中核部品となる大型精密鏡の供給体制構築や、次世代高性能望遠鏡の共同開発を推進します。
衛星搭載用望遠鏡の大型精密鏡で開発・供給体制を強化
衛星搭載用望遠鏡は、レーザー光を対象物に送る送光系と、微弱な反射光を捉える受光系の双方において重要な役割を担っており、その中核部品として高い面精度を備えた大型精密鏡が必要とされます。
Orbital Lasersは今回の出資を通じて両社の連携を強化し、送光・受光技術を支える望遠鏡の開発・製造基盤を強化することで、宇宙光学分野における競争力のさらなる向上を目指します。
提携の背景と宇宙光学システムの事業化
Orbital Lasersは、宇宙用レーザーの送光技術、受光技術、衛星バス技術の3つのコア技術を統合し、ライダー衛星による地形計測やレーザーによるスペースデブリの除去・制御などの事業化を進めています。
ロジストラボは、アジア最大かつ国内初の分割鏡望遠鏡である3.8メートル望遠鏡「せいめい」の開発技術をもとに設立された京都大学発の研究開発型ベンチャーです。大型光学鏡の研削・研磨や計測技術、大型の光学自由曲面の計測加工技術を有しています。
両社はこれまでも衛星搭載用望遠鏡に用いる大型精密鏡の開発で連携してきましたが、宇宙光学システムの開発・事業化を加速するため、従来の取引関係を超えた中長期的な協力関係の構築を目的に資本業務提携に至りました。
両社代表のコメント
Orbital Lasers代表取締役CEOの福島忠徳氏は、高性能な送光・受光技術と望遠鏡の開発・製造基盤の確立が不可欠であるとした上で、ロジストラボの大型精密鏡の計測・加工技術と自社の宇宙光学技術を融合し、競争力のある宇宙光学システムの実現を加速したい旨を述べています。
ロジストラボ代表取締役CMOの髙橋啓介氏は、資本業務提携による中長期的パートナーシップの構築を歓迎し、「せいめい」の開発で培った大型精密鏡の技術とOrbital Lasersの技術を組み合わせ、高性能な衛星搭載用望遠鏡の実現と日本発の宇宙光学技術の発展に貢献したいとの考えを示しました。
会社概要
株式会社ロジストラボ
- 設立:2017年7月
- 所在地:京都市下京区仏光寺通烏丸東入上柳町331 THE HUB 四条烏丸507
- 代表者:代表取締役CMO 髙橋 啓介、代表取締役COO 荻野 司
- 事業概要:大型の光学自由曲面の加工・計測やオプトメカニクスに関する技術を有し、地上望遠鏡から衛星搭載用望遠鏡まで展開する京都大学発ベンチャー
- URL:https://logistlab.biz/
株式会社Orbital Lasers
- 設立:2024年1月
- 所在地:東京都港区赤坂1-8-1
- 代表者:代表取締役CEO 福島 忠徳
- 事業概要:宇宙用レーザーを中心とした宇宙光学技術を開発し、衛星ライダー事業やスペースデブリ除去事業を展開
- URL:https://www.orbitallasers.com/
本記事は株式会社Orbital Lasersの発表をもとに作成しました。
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