トリドールHDが社長の経営哲学をAI化したAI粟田さんを社内導入
トリドールホールディングスと、ディー・エヌ・エーの子会社であるDeNA AI Linkは、DeNA AI Linkが提供するサービス「リーダーズAI」を用いて、トリドールHDの粟田貴也代表取締役社長 兼 CEOの判断基準や経営哲学をAI化した「AI粟田さん」を社内に導入した。創業者の判断基準や食に対するこだわりを可視化し、従業員がいつでもアクセスできる環境を構築することで、さらなる組織成長を目指す。
導入の背景とDX戦略
世界中に約2,100店舗を展開するトリドールHDは、中期経営計画と連動したDXビジョンのもと、データドリブンな仕組みの構築やAI・データ活用基盤の整備を進めており、「DX注目企業2026」にも選定されている。今回の取り組みはDX戦略を具現化する施策の一つで、経営層やベテラン従業員が持つ言語化しにくい判断基準やノウハウをAIに落とし込み、世界中の拠点から引き出せる環境を提供することで、属人化していた暗黙知を組織の資産へと変換し、意思決定の質とスピードを高める狙いがある。
経営陣の知見を集約したAIの構築と展開
「AI粟田さん」の構築にあたっては、粟田社長のメディア発言や講演資料、社内向け経営方針資料を踏まえたインタビューを実施し、経営方針や創業期のエピソード、食の感動体験に込めた想いなどの独自の感性や経営哲学を反映させた。さらに、取締役 兼 CHHO(最高ハピネス・ヒューマン責任者)の田中憲一氏へのインタビューも行い、従業員の心の幸せとお客さまの心の感動を両立させる「心的資本経営」や「DXビジョン2028」に関する知見も集約している。
同システムは、トリドールHDで利用されているMicrosoft Teamsに組み込まれ、まずは商品開発や店舗建設などに携わるマネージャー以上の約90名を対象に展開された。今後は幅広い職種への展開も検討されている。

主な活用シーンと粟田社長のコメント
社内では、新商品や新店舗の開発において「それはお客さまの五感を揺さぶるか」といった独自の視点からフィードバックを得る壁打ちや、マネジメント層の意思決定支援に対話形式で活用される。
トリドールHDの粟田社長は、「『リーダーズAI』は、私との対話に代わるものではなく、それを補い、従業員が迷った時にいつでも背中を押し、新しい気づきを与える『思考のパートナー』です」とコメントしている。
関連企業概要
- 株式会社トリドールホールディングス:東京都渋谷区に本社を置き、讃岐うどん専門店「丸亀製麺」など多様な外食ブランドを国内外で展開する外食企業。
- 株式会社DeNA AI Link:東京都渋谷区に本社を置くディー・エヌ・エーの子会社で、AIコンサルティングやソリューション提供、AIエージェントの開発などを手掛ける。

本記事は株式会社トリドールホールディングスおよび株式会社DeNA AI Linkの発表をもとに作成。
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