AmiVoice SDK、FCNT製arrows We3の特殊詐欺対策機能に採用
株式会社アドバンスト・メディアが提供する音声認識開発キット「AmiVoice SDK」が、FCNT合同会社のスマートフォン「arrows We3」に搭載された特殊詐欺対策機能に採用された。同キットは2008年からFCNT製スマートフォンの音声認識機能に継続採用されており、今回の採用によって詐欺対策機能での活用範囲が拡大した。
通話内容をリアルタイム解析し詐欺被害を未然に防止
最新機種である「arrows We3」の特殊詐欺対策機能では、電話帳に登録されていない相手との通話内容を「AmiVoice SDK」と判定アルゴリズムによって解析する。詐欺の可能性があると判断された場合には、利用者へ警告を行うと同時に、通話相手に対して通話を録音している旨の音声警告を実施することで、特殊詐欺被害の未然防止を支援する。
総務省が犯罪への携帯電話悪用を防ぐ見直しを進めるなど、巧妙化する特殊詐欺への対策ニーズが高まる中、端末上(オンデバイス)で通話音声をリアルタイムに認識できる技術が活用されている。
2008年からの継続採用と防犯推奨機器としての評価
「AmiVoice SDK」は、FCNT製スマートフォンに2008年から継続して採用されている。詐欺対策の領域では、2019年発売の「らくらくスマートフォン F-01L」における還付金詐欺対策機能で初めて活用された。
合同会社ecarlateの「音声認識市場動向2026」(音声認識ソフトウェア/クラウドサービス市場 2025年度見込)において国内シェアNo.1とされる「AI音声認識AmiVoice」の高い認識精度に加え、端末上でリアルタイム処理が可能な点が評価されている。また、同SDKを搭載した特殊詐欺対策機能を備えるFCNT製スマートフォンは、公益財団法人 全国防犯協会連合会の「優良防犯電話(防犯推奨機器)」にも推奨されている。
FCNTのR&Dビジネス本部 プラットフォーム開発部・戸川昌倫氏は、日常利用環境下での音声変換精度とリアルタイム性を重視して導入したとし、「特にローエンドのスマートフォンで実現したい要望に丁寧にご対応いただき、お客様への価値提供に大きく貢献をいただけたと考えております」とコメントしている。
提供技術と対象端末の概要
採用された技術および端末の概要は以下の通り。
- AmiVoice SDK:開発者向けボイステックプラットフォーム「AmiVoice Cloud Platform」で提供される音声認識開発キット。インターネット接続不要のオフライン環境でも音声認識に対応し、iOS、Android、Windowsなどの端末やアプリへ組み込みが可能。
- arrows We3:FCNTが2026年6月25日に発売したスマートフォン。約6.1インチの画面と5,000mAhのバッテリーを備え、特殊詐欺対策機能のほか防水・防塵やMIL規格23項目準拠の耐久性能を搭載する。
本記事は株式会社アドバンスト・メディアの発表をもとに作成。
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