アパレル本部職の76%がBIツールに課題 最多は次の一手不明 ハイクリ調査
ファッション業界向けAIサービス事業を手掛ける株式会社ハイクリは、アパレル業界のMDやバイヤー、デザイナー、経営層など96名を対象に実施した仕事に関するアンケート調査の結果を発表しました。
調査によると、回答者の76.0%が社内で導入されているBIツールやデータ分析ツールに対して機能や活用面での課題を感じていることが明らかになりました。また、日々の業務におけるエクセル運用や報告書作成の負担が大きい実態も浮き彫りとなっています。
BIツールの導入後も76.0%が機能や活用面に課題を実感

社内に導入されているBIツールやデータ分析ツールに対する不満について尋ねたところ、回答者の76.0%が「使いこなせていない」「次の具体的な行動(ネクストアクション)が分からない」「データがリアルタイムではない」のいずれかに該当すると回答しました(複数回答)。

不満の内訳では、「ネクストアクションが分からない」が37.5%で最も多く、「データがリアルタイムではない」(33.3%)、「使いこなせていない」(12.5%)が続いています。データが可視化されても、値引きや店舗間移動、発注といった具体的な行動判断に直結していない実態が示されています。

負担が大きい業務は社内ミーティング準備や報告書作成

日々の業務の中で最も時間を奪われている事務的・作業的な業務(複数選択)については、「社内ミーティングの準備・報告書の作成」が43.8%で最多となりました。次いで「基幹システム等の数字の手修正」(22.9%)、「エクセル等によるデータ入力・集計・表作成」(19.8%)が挙がっています。
データを分析する作業そのものに加え、集計した数値を社内で共有・報告するための資料作成に多くの工数が割かれている状況がうかがえます。
96.9%がエクセル運用にストレス コア業務の圧迫も
業務でエクセルを運用する中でのストレスや不便(複数選択)について、「特に不便はない」と回答したのはわずか3.1%にとどまり、96.9%が何らかのストレスを抱えていることが分かりました。
具体的なストレス要因としては、「手入力によるミスや先祖返りのチェックに神経を使う」(25.0%)が最も多く、「データが重くてフリーズする」(21.9%)、「特定のベテランしか修正できない(属人化)」(19.8%)と続いています。また、企画やデザインといった本来のコア業務に労働時間の40%未満しか割けていないと回答した人は39.6%にのぼりました。
なお、評価基準に関する設問では60.4%が納得していないと回答しており、内訳として「プロセスではなく数字だけで評価されて不満」(36.5%)や「ベテランの勘や声の大きい人の意見に左右されがちで納得がいかない」(24.0%)といった声が寄せられています。

調査概要
- 調査名:あなたのお仕事に関するアンケート
- 調査期間:2026年7月7日〜2026年7月20日
- 調査方法:インターネット調査(モニターパネル)
- 調査対象:アパレル販売職以外に従事する会社員のうち、MD・バイヤー・デザイナー・生産管理・VMD・経営層/事業責任者のいずれかに該当する回答者
- 有効回答数:96名(全体回収数171名のうち該当者を集計)
- 調査主体:株式会社ハイクリ
本記事は株式会社ハイクリの発表をもとに作成しました。
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