ユニキャストと常磐ヒラメディカル、看護師・医師連携アプリを9月1日提供へ
株式会社ユニキャストと株式会社常磐ヒラメディカルは、共同開発した看護師と医師の連携アプリ「Hey, Doctor!?(ヘイドクター)」を、2026年9月1日より医療機関向けに提供開始します。病棟の看護師が患者の症状や要望を医師へ伝え、医師がその場で応答できる仕組みを備えています。医療法人惇慈会 日立港病院でのパイロット導入を経て、正式なサービス提供に至りました。
開発の背景とアプリの主な機能
2024年4月に医師の時間外労働の上限規制が開始され、限られた人員での病棟運営が求められるなか、口頭伝達や汎用チャットでは依頼の優先度を明示しにくく、緊急案件の埋没や対応確認の遅れといった課題がありました。
「Hey, Doctor!?」は、依頼から対応、完了までを一連のループとして記録する院内連携アプリです。主な特徴は以下の通りです。

- 優先度タグ(高/中/低)による緊急度の明示と、経過時間との組み合わせ表示による案件滞留の防止
- 医師が依頼内容を確認して対応を選択し、コメントを追加できる即時応答機能
- 優先度ごとに設定した間隔で未対応の依頼を通知する自動リマインド
- 患者名のひらがな検索、宛先(TO必須/CC任意)指定、通知グループ登録による入力負荷の軽減
- 依頼から完了までの経緯記録と、後からの確認や病棟間での運用状況比較への活用
なお、本アプリは通常業務内の相談・依頼を対象としており、急変などの緊急連絡には院内の緊急連絡手順(コールやPHSなど)を利用する必要があります。また、診断や治療を目的とするものではなく、薬機法上のプログラム医療機器には該当しません。情報セキュリティ面では、ISO/IEC 27001認証のもとで運用され、ログインや依頼登録などの監査ログを記録します。
日立港病院でのパイロット導入実績

日立港病院(一般病床45床・介護医療院48床併設)において、2026年6月15日から7月31日まで、医師4名、看護師16名、管理者1名の計21アカウントでパイロット導入が実施されました。
期間中は500件の依頼(対象患者126人、1日平均約10.6件)が記録され、取り下げられた61件を除くすべての依頼に医師が対応し、未対応は0件でした。完了した依頼のうち95.4%が8時間以内、99.3%が24時間以内に対応されています。事後アンケートでは、回答した看護師の大半が連絡や確認にかかる手間が減ったと回答しました。
日立港病院の末永大介院長は、優先度を付けて依頼できることで双方が対応すべき事項を把握しやすくなったことや、現場の改善要望を反映できたことが定着につながったと述べています。参加した看護師からは電話よりも伝えやすいといった声や、医師からもボタン1つで返答できるといった意見が寄せられました。
利用料金とプラン
2026年9月1日の提供開始に先立ち、導入前の1か月間は無料試験運用が可能です。
- 提供開始日:2026年9月1日
- 料金:1病棟あたり月額25,000円(税抜、定価)
- 初期費用:なし(利用者数無制限)
- 無料試験運用:1か月間可能
会社概要
株式会社ユニキャスト
- 所在地:茨城県日立市大みか町3-1-12
- 代表者:代表取締役 三ツ堀 裕太
- 設立:2005年7月1日
- 事業内容:ロボティクス事業、クライアントワーク事業、ITサービス事業
株式会社常磐ヒラメディカル
- 所在地:茨城県日立市みなと町11番10号
- 代表者:代表取締役 末永 大介
- 設立:2023年12月1日
- 事業内容:医療ロボット導入支援事業、他
本記事は株式会社ユニキャストおよび株式会社常磐ヒラメディカルの発表をもとに作成しました。
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