学情調査、27年卒就活で生成AI利用が9割超に 負担1位はスケジュール調整
株式会社学情は、2027年卒採用に関して学生および企業の採用担当者を対象に実施したアンケート調査の結果を発表しました。就職活動で大変だったことの1位は「就活以外の活動とのスケジュール調整」となり、これまで上位だったエントリーシート関連の負担が後退しています。また、就職活動で生成AIを活用した学生は9割を超え、企業側でも採用業務へのAI導入が進んでいる実態が明らかになりました。
就活で大変だったことのトップは「スケジュール調整」に
学生に対して「就職活動で大変だったこと」(3つまで回答)を尋ねたところ、前年4位だった「学業やアルバイトなど就活以外の活動とのスケジュール調整」が前年比5.0ポイント増の32.4%となり、トップに浮上しました。3年生の学業や課外活動と就活が重なる日程や、個別スケジュールの管理が学生の負担になっているとみられます。
2位は「面接やグループディスカッションなどの選考がうまくいかないこと」(29.7%、前年比プラス6.7ポイント)、3位は「就職活動に対するモチベーションの維持」(29.3%)でした。
一方で、2023年卒から3年連続で1位だった「エントリーシートに記入する自己PRや志望動機等の文章を完成させること」は27.4%で4位に後退しました。「提出の多さ」も8位に順位を下げており、前年1位だった「自分に合いそうな企業をどう探すか」も23.9%で5位となっています。

学生の9割超が生成AIを活用、書類作成から選考対策まで浸透

就職活動での生成AIの利用状況(複数回答可)では、「利用していない」と回答した学生が8.5%にとどまり、9割以上の学生が何らかの形でAIを活用していることが分かりました。
具体的な利用法では「エントリーシートや自己PRなどのブラッシュアップ」が最多となり、6割近い学生が利用しています。次いで「エントリーシート・履歴書作成」「面接準備」「志望動機作成」「自己分析」「業界・企業研究」「自己PR作成」が続き、いずれも4割前後の利用率となりました。書類作成にとどまらず、企業研究や面接対策など幅広いプロセスでAI活用が進んでいます。
企業の採用業務でもAI活用が拡大、面接での利用も増加
全国の企業採用担当者への調査(複数回答可)では、採用活動における生成AIの利用について「利用は考えていない」とする回答が30.3%となり、前年の約5割から減少しました。
利用内容としては、「採用ページ等に載せる文章や画像作成に利用」が前年の21.0%から38.5%へと伸長しました。また、「面接で利用している」という回答も前年の倍以上となる8.8%に達しており、AI面接ツールや面接記録の補助など、選考業務での導入も広がっています。
調査概要
- 調査機関:株式会社学情
- 調査方法:Web上でのアンケート調査
- 学生調査期間:2026年6月8日~2026年6月21日
- 学生調査対象:Re就活キャンパス2027年卒 会員(有効回答数:259件)
- 企業調査期間:2026年6月1日~2026年6月19日
- 企業調査対象:全国の企業採用担当者(有効回答数:618件)
※各項目の数値は小数点第2位を四捨五入して表記しているため、合計が100.0%にならない場合があります。
本記事は株式会社学情の発表をもとに作成されています。
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