朝鮮の王朝外交がアジア・ブックアワード年間最優秀図書賞を受賞
韓国出版人会議が創設したアジア・ブックアワード(Asia Book Awards)において、集英社新書の『朝鮮の王朝外交 “ややこしさ“からの気づき』が年間最優秀図書賞に選ばれました。
同賞はアジア地域の出版文化をより豊かにすることを目的にスタートしたもので、一般書部門と人文科学・学術部門の各部門で2作品、合計4作品が年間最優秀図書(Best Asian Books of the Year)に選出されます。本年は同書のほか3作品が受賞しました。
アジア・ブックアワードの選考は、韓国、日本、中国、香港、台湾などアジア地域の出版社、学者、評論家たちで構成された選考委員が担っています。評価基準を満たして各国の委員が推薦した図書の中から、最終選考会を経て受賞作が決定されます。
編者を務めた九州大学大学院人文科学研究院教授の森平雅彦氏は、「韓国の過去の王朝が外国から圧力、脅威をうけてきた歴史を学ぶことの学術的価値、現代的意義を捉え直そうという私たちの試みは、日本人をはじめ多くの現代人が何となく抱いている常識的感覚に一石を投じ、これを揺り動かそうとするものでした」とコメントを寄せています。
国際関係の視点から朝鮮史を捉え直す
『朝鮮の王朝外交 “ややこしさ”からの気づき』は、侵略の被害や大国への従属、事大主義といったイメージで語られがちな朝鮮史を、国際関係の視点から捉え直す内容です。大国と隣り合う朝鮮半島の王朝国家が、中国や日本をはじめとする周辺諸国との緊張と交流のなかで繰り広げた外交の駆け引きを読み解き、国際関係の歴史を描き出しています。
本書は古代、高麗時代、朝鮮時代の三部構成となっており、森平雅彦氏をはじめとする7名の専門家が執筆を担当しました。豊富な図版とともに専門的な研究成果が紹介されています。また、姜尚中氏が監修を務めています。
書籍概要

- タイトル:『朝鮮の王朝外交 “ややこしさ”からの気づき』
- 監修:姜尚中
- 編者:森平雅彦
- 執筆者:井上直樹、植田喜兵成智、豊島悠果、木村拓、鈴木開、辻大和
- 発売日:2026年1月17日(土)
- 定価:1,166円(10%税込)
- ページ数:336
- 判型:新書判
- ISBN:978-4-08-721397-3
- Asia Book Awards 公式サイト:https://asianpubweek.org/aba_2026_01_eng/
本記事は集英社の発表をもとに作成されています。

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