TXP Medicalの救急搬送支援システム、愛媛県全域に導入へ 四国初
TXP Medicalは2026年8月、愛媛県の広域災害・救急等医療情報システム再構築業務を受託し、同社が開発する救急搬送支援システム「NSER mobile」の導入が決定したと発表しました。本システムは愛媛県全域を対象に、2027年4月1日から運用を開始する予定です。県単位での採択は広島県に続く2件目で、四国地方では初の導入となります。
愛媛県全域で救急隊と医療機関をデジタル連携
導入の対象エリアは人口約126万人を擁する愛媛県全域で、県内の消防局・消防本部および医療機関が参加します。
運用にあたっては、県内の各救急隊にNSER mobileのタブレット端末を配備し、救急隊と医療機関の間で傷病者情報をデジタルで共有します。医療機関側では専用の通信端末を用いて情報を受信し、救急搬送時の迅速な情報連携と救急医療の提供支援を目指します。
救急搬送支援システム「NSER mobile」の機能
NSER mobileは、救急隊と医療機関の間で行われてきた電話や紙帳票による連絡をデジタル化する統合プラットフォームです。
事案情報の入力に加え、病歴やバイタルサイン、静止画・動画の共有、一斉照会、応需履歴の共有、予後調査、事後検証などの機能を備えています。救急搬送から治療・検査に至る一連の業務をデジタル上で管理することで、エビデンスに基づく政策立案(EBPM)の促進にもつなげる設計となっています。
国際セキュリティ認証と外部からの評価

本システムは、クラウドセキュリティの国際標準規格である「ISO/IEC 27017」およびクラウド上の個人情報保護に特化した「ISO/IEC 27018」の認証を取得しており、第三者機関によるセキュリティ管理体制の認証を受けています。
また、外部評価として「日本DX大賞2025」地域DX部門大賞、「Tokyo Social Innovation Tech Award 2025」大賞、「Claris Japan Excellence Award 2025」を受賞しています。
TXP Medicalの概要
TXP Medicalは、救急集中治療医である代表取締役CEOの園生智弘氏が立ち上げた医療インフラ関連のスタートアップ企業です。同社の基幹システム「NEXT Stage ER」は全国の大病院100カ所以上で稼働し大学病院・救命救急センターでのシェアは約50%となっており、救急隊向けの「NSER mobile」は全国89地域、1200万人以上の人口カバレッジでの運用実績を有しています。

- 社名:TXP Medical株式会社
- 代表取締役:園生智弘
- 設立:2017年8月28日
- 事業内容:急性期医療データプラットフォーム「NEXT Stageシリーズ」の開発・提供、急性期医療AI技術の開発・提供、臨床研究支援事業など
- 公式サイト:https://txpmedical.jp/
本記事はTXP Medical株式会社の発表をもとに作成しました。
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