暖房器具による火だこを約4割が経験 アイシークリニックが使用実態を調査
医療法人社団鉄結会が運営するアイシークリニックは、冬本番を前に暖房器具の使用実態と「火だこ(温熱性紅斑)」に関する調査を実施しました。調査の結果、暖房器具の使用者の約4割が足や体に網目状の模様ができた経験を持つ一方、正しい知識を持つ人は2割以下にとどまる実態が明らかになりました。また、経験者の約7割が受診などをせず放置していることも判明しています。
暖房器具使用者の約4割が網目模様を経験 知識不足も浮き彫りに
冬季にこたつ・ホットカーペット・電気毛布などの暖房器具を使用する全国の20〜60代の男女300名を対象にアンケート調査が行われました。その結果、38.7%が暖房器具を使用した後に網目状の模様ができた経験があると回答し、そのうち半数以上が「何度も経験がある」と答えています。


一方で、「火だこ(温熱性紅斑)」という症状名や原因を正しく知っていた人は18.3%にとどまりました。約6割は「症状は見たことがあるが詳しくは知らない」と回答しており、認知度の低さがうかがえる結果となっています。


経験者の約7割が放置 正しい予防法の実践は23.0%
対処法についての質問では、火だこ経験者の67.2%が「特に何もせず放置」と回答し、医療機関を受診した人は6.1%でした。
また、肌トラブル予防のために実践していることとして、最も効果的とされる「温度設定を低めにする」対策を行っている人は23.0%にとどまり、4割以上が「特に何もしていない」と答えています。火だこについて最も不安に感じる点としては、「色素沈着が消えないこと」が42.3%で最多となり、美容面での懸念が多く寄せられました。
医師が指摘する火だこと低温やけどの違いと予防策
アイシークリニックで治療責任者を務める髙桑康太医師によると、火だこは40〜50℃程度の比較的低い温度に皮膚が長時間さらされることで、毛細血管のパターンに沿ってメラニン色素が沈着する症状です。皮膚組織の損傷を伴う「低温やけど」とは病態が異なり、火だこは組織損傷がなく色素沈着のみが生じます。
軽症であれば原因となる温熱刺激を避けることで6ヶ月〜1年程度で自然に薄くなりますが、重症化した場合は数年残ることもあるとしています。予防策として、こたつやホットカーペットを「弱」または40℃以下に設定すること、連続使用は2時間までとして30分以上の休憩を挟むこと、厚手の靴下やひざ掛けなどで直接接触を避けることの3点が挙げられています。網目模様が2週間以上消えない場合や、痛みやかゆみ、水ぶくれ、皮膚のただれなどがある場合は受診を検討する目安となります。
調査の概要
- 調査対象:冬季にこたつ・ホットカーペット・電気毛布などの暖房器具を使用する全国の20〜60代の男女
- 調査期間:2026年10月13日〜10月22日
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象人数:300名
本記事は医療法人社団鉄結会(アイシークリニック)の発表をもとに作成しました。
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