レボーン、モバイル嗅覚AI「Obre」に本体ディスプレイへ結果を表示する新機能
株式会社レボーンは、モバイル嗅覚AIデバイス「Obre」に、AIによる評価・判定結果を本体ディスプレイへ表示する新機能を追加し、提供を開始しました。
従来は測定したにおいのAI評価結果を確認するためにPCなどから「iinioi cloud」の画面を開く必要がありましたが、今回の機能追加により、測定後そのまま本体上で結果の確認が可能になります。これにより、工場や車両、農場などの現場において、測定から次の行動へ移る迅速な判断を支援することを目指しています。
測定から結果確認までを現場で完結


今回のアップデートでは、測定からAIによる評価・判定結果の確認までをその場でひとつながりに行えるようになりました。Obreでの1回の測定は約90秒で、測定終了後にクラウド上のAI処理を経て数秒程度で結果が本体へ表示されます。現場の担当者は別の端末を操作することなく結果を確認できます。



現場での操作は、用途に応じて事前に設定された測定テンプレートをObre上で選択して測定を行います。なお、AI処理はクラウド上で行われるためインターネット接続が必要となります。

3種類のAIモデルによる評価・判定
用途や対象物ごとに構築したAIモデルにより、官能評価スコアの予測、識別、異常検知を行い、本体ディスプレイに表示します。
- 官能評価AI:人による官能評価データを学習したAIがにおいの官能評価スコアを予測し、レーダーチャートと数値で表示
- 異常検知AI:基準として学習した「いつものにおい」と比較し、通常とは異なる特徴があるかを判定した結果を表示
- 識別AI:あらかじめ学習した複数のサンプルやカテゴリとの比較から、測定したにおいがどれに近いかを識別して表示
なお、官能評価AIは人による官能評価データを学習してスコアを予測するもので、識別AI・異常検知AIはそれぞれAIによる識別結果・判定結果として表示されます。
想定される活用シーン
においが生まれる現場や変化する現場での活用が想定されています。中古車・車両の現場では車内のにおい特性を確認して状態変化や比較の判断材料とし、化粧品・食品等の工場では原材料の受け入れや製造工程での異臭の兆候確認や製品の香り評価に活用できます。また農場・原料産地では、収穫物や原料の品種・産地等のカテゴリとの類似性を確認して比較・選別を補助する用途が挙げられています。
実際の利用には対象物や用途ごとのAIモデル構築および測定条件の設計が必要であり、AIの評価・判定内容や精度は学習データ、測定環境、測定条件、対象物等によって異なります。
株式会社レボーン商品開発部の斎木 翔太氏は、本体上に評価・判定結果を表示することで測ったその場で判断材料が見える体験を実現したとし、製造ラインや品質確認などPC等の別端末での確認が難しい現場で価値を感じられると考えている旨を述べています。
今後の展開と会社概要
レボーンは、においの活用を「測定」「判断」「アクション」の3段階で捉えており、今後はAIによる結果を次のアクションへつなぐ仕組みを発展させ、センサー、AI、香りの設計・再生を結ぶ技術基盤「嗅覚OS」の構築を進める方針です。
株式会社レボーンの概要は以下の通りです。
- 社名:株式会社レボーン
- 本社所在地:東京都中央区新川一丁目14番5号 金盃第3ビル4階
- 代表者:代表取締役 Co-CEO 永田富治、代表取締役 Co-CEO 樋渡類
- URL:https://www.revorn.co.jp/
本記事は株式会社レボーンの発表をもとに作成しました。
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