倉庫ロボットへの期待65.5%で不安上回る Exotec Nihonが調査
倉庫内物流のインテグレーターおよびロボットメーカーであるExotec Nihon株式会社は、全国の倉庫・物流センターで働く1,031人を対象に実施した、倉庫内作業用ロボットへの受け止め方に関する調査結果を発表しました。調査によると、AIを活用したロボットの導入に対して「過酷な作業や重労働から人間を救ってくれる期待」が65.5%となり、「自分の仕事や雇用が奪われる不安」の34.5%を上回りました。導入に「してほしくない」と答えた人は計14.3%にとどまり、現場ではロボットを雇用の脅威ではなく身体的負担を減らす手段として受け止める傾向が示されています。
雇用への不安を上回る重労働軽減への期待
フィジカルAIを活用したロボットの導入について、「自分の仕事や雇用が奪われる不安」と「過酷な作業や重労働から人間を救ってくれる期待」のどちらが大きいかを尋ねたところ、期待が優勢な人が65.5%、不安が優勢な人が34.5%となりました。なお、この設問はAIを活用したロボットの導入に関する不安と期待の大小を尋ねたもので、雇用が失われないと予測しているかを直接尋ねたものではありません。
今後のロボット導入に対する意向では、「今後(も)導入してほしい」が16.0%、「どちらかというと今後(も)導入してほしい」が20.5%で、賛成は計36.5%でした。これに対し、「どちらかというと今後(は)導入してほしくない」(5.4%)と「今後(は)導入してほしくない」(8.8%)を合わせた反対は計14.3%となり、賛成の半分以下となっています。最も多かった回答は「どちらとも言えない」の49.3%でした。
最も任せたい作業は重いものの持ち上げや移動
ロボットに任せたい業務としては、「重いものの持ち上げ・移動」が62.0%で最も多く、次いで「長距離の荷物運搬」が29.2%、「高所や狭い場所でのピッキング」が26.7%、「広い倉庫内での商品ピッキング」が23.2%、「在庫の棚卸・管理」が23.0%と続きました。

一方、日ごろの業務で大変だと感じる作業(複数回答)でも「重い荷物の持ち上げ・運び出し」が46.9%、「過酷な環境下(暑い・寒いなど)での作業」が38.5%と上位に入っています。最も大変だと感じる作業の単一回答でも1位が「過酷な環境下での作業」(22.9%)、2位が「重い荷物の持ち上げ・運び出し」(21.9%)となり、現場が負担を感じている作業とロボットに任せたい作業の上位が重なる結果となりました。なお、勤務中の歩数が1万歩以上の人は35.7%に上っています。
判断保留層の90.7%が未導入現場に勤務
今後の導入について「どちらとも言えない」と回答した未決層(508人)の傾向をみると、その61.4%が「重労働から救う期待」が優勢と答えており、56.7%が「重いものの持ち上げ・移動」を任せたいと回答しています。
さらに、未決層の90.7%は勤務先にロボットが導入されていない現場で働いており、全体の87.7%を上回りました。態度が決まっていない理由として、ロボット未導入の現場にいるため判断の手がかりを持っていないことが影響しているとみられます。
導入済み現場では運搬負担の軽減や業務スピード向上を実感
勤務先でロボットを「導入している」と回答した104人に導入による変化を尋ねたところ、「手作業での運搬が減った」(25.0%)、「重い荷物を持ち上げる機会が減った」(22.1%)、「業務のスピードが向上した」(21.2%)が上位となりました。また、導入済み現場の104人におけるロボットへの満足度(「満足」+「やや満足」)は64.3%となっています。
Exotec Nihon株式会社で代表取締役 アジアパシフィック地域社長を務める立脇 竜氏は、「ロボットによる自動化は、物流効率を高めながら、現場で働く人の負担を軽減する可能性を持っています」とコメントしています。
調査概要
- 調査名:倉庫・物流センター勤務者に関するアンケート
- 調査主体:Exotec Nihon株式会社
- 調査実施機関:株式会社マクロミル
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 調査期間:2026年8月21日〜8月27日
- 調査対象:製造業・卸売小売業・物流関連業に勤務し、倉庫業務を週3日以上行っている20〜69歳の男女
- 有効回答数:1,031人(20代119人/30代294人/40代206人/50代206人/60代206人。男性646人/女性385人)
本記事はExotec Nihon株式会社の発表をもとに作成されています。詳細情報は同社ホームページ(https://www.exotec.com/ja/)で確認できます。
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