Japan PBSSが第3回ウェビナー開催 高分子材料POxによる薬物送達を議論
一般社団法人Japan Pharmaceutical & BioScience Society(Japan PBSS)は、2026年10月24日に第3回Japan PBSSウェビナー「Polyoxazolines for Delivery of Small Molecules and Nucleic Acids」をオンラインで開催しました。講師には米国ノースカロライナ大学チャペルヒル校のAlexander Kabanov教授を迎えました。ウェビナーでは、薬物を運ぶための高分子材料として研究されているポリオキサゾリン(Polyoxazolines:POx)を取り上げ、低分子薬物や核酸の送達への応用について紹介されました。

高分子材料POxを活用した薬物送達の可能性
講演では、POxを用いた薬物送達に関して、薬物の担持量と製剤の安定性や体内動態との関係を検討した研究例が示されました。製剤設計の工夫により、パクリタキセルなどの薬物の腫瘍部位への送達や有効性の向上につながる可能性が紹介されています。
また、薬物送達における製剤の組成だけでなく、粒子のサイズや形状の違いが組織への到達や薬物の作用に影響を与える可能性についても、研究例を交えて解説されました。
複数薬物の組み合わせと核酸送達への応用
複数の薬物を一つの製剤に担持することで製剤化の可能性を広げ、体内動態や有効性に影響を与える研究例も取り上げられました。薬物の組み合わせに加え、それらをどのように送達するかも検討のポイントになると説明されました。
さらに、低分子薬物から核酸まで、多様な対象や投与経路への応用に向けた研究も紹介されました。今回紹介されたPoxの研究について、Alexander Kabanov教授は今後臨床での検討に進むことが期待されると説明しています。臨床段階に至るための課題はあるものの、今後の創薬における活用に期待が持てる内容となりました。
今後開催予定のイベントとウェビナー
Japan PBSSは今後も創薬・バイオサイエンス分野における知見の共有を進めるとしており、以下のイベント開催を予定しています。
- 次回対面イベント
開催日:2026年12月5日土曜日13:00~19:30 テーマ:New Approach Methodologies – 開発から活用、規制受容、そして事業化へ 開催形式:現地/オンラインのハイブリッド 開催場所:東京(日本橋ライフサイエンスハブ LSH-E会議室) イベントURL:https://www.pbss.org/eventDetails/1103
- 次々回対面イベント
開催日:2027年2月20日土曜日13:00~19:30 テーマ:創薬エコシステムシリーズVol.3 「Bench to Bedside through M&A(仮)」 開催形式:現地/オンラインのハイブリッド 開催場所:未定 イベントURL:https://www.pbss.org/eventDetails/1104
- 次回ウェビナー
開催日:2027年4月3日土曜日8:00~9:00(日本時間) テーマ:Accelerating Clinical Development of New Drugs in China 発表者:未定 開催形式:オンライン イベントURL:https://www.pbss.org/eventDetails/1105
一般社団法人Japan Pharmaceutical & BioScience Societyの概要
一般社団法人Japan Pharmaceutical & BioScience Societyは、製薬・バイオサイエンス分野の専門家コミュニティとして、研究開発、薬事、データサイエンス、ビジネス開発など多様な領域の知識交流を推進しています。ウェビナーや勉強会を通じ、国内外の最新知見を共有し、産業発展に寄与することを目的としています。
- 公式HP: https://www.pbss.org/chapter/Japan
- 公式note:https://note.com/japan_pbss
- 公式SNS:https://www.linkedin.com/company/japan-pharmaceutical-bioscience-society/
- PR-TIMES:https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/170250
本記事は一般社団法人Japan Pharmaceutical & BioScience Societyの発表をもとに作成しました。
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