SkyDrive、韓国の高陽特例市およびVertyと空飛ぶクルマ導入に向け基本合意
株式会社SkyDriveは、韓国の高陽特例市および現地で運航やインフラ統合を進めるVerty Co., Ltd.と、空飛ぶクルマの導入や検討に向けた基本合意書(MoU)を締結した。

3者は高陽市内における実証・試行運航および商用運航に向けた環境整備を進め、官民一体で地域に根ざしたエコシステムの構築を目指す。韓国国土交通部(MOLIT)が掲げる「2028年の空飛ぶクルマの商用運航開始」のロードマップを見据えた取り組みとなる。
韓国市場参入と3者連携の背景
SkyDriveは、日常の移動に空を活用する未来の実現に向けてコンパクトな空飛ぶクルマの開発と製造を推進している。スズキグループの工場を活用した量産体制の整備を進め、世界10カ国で現地のパートナーや自治体とともに社会実装プロジェクトを展開してきた。

同社が開発する「コンパクトなマルチローター型」の機体は屋上バーティポートの活用に適しているとしており、韓国市場への参入にあたって運航・交通管理・バーティポート(離着陸場)運用の一貫体制構築を進めるVertyと協議を重ねてきた。2026年11月4日〜6日には高陽市のKINTEXで開催された「DRONE-UAM EXPO 2026」で共同ブースを出展し、「SKYDRIVE(SkyDrive式SD-05型)」の20%スケールモックアップ機体を公開展示している。
一方の高陽市は人口約100万人の都市で、韓国国土交通部が進める「K-UAM グランドチャレンジ」の首都圏実証拠点(KINTEX周辺)に選定されており、実証用バーティポートの建設などインフラ整備を進めている。こうした各者の意向が一致したことから協定締結に至った。
主な取組と検討事項
高陽市、Verty、SkyDriveの3者は、市内における商用化基盤の構築と産業エコシステム形成に向け、以下の事項を中心に協働・検討を行う。
- 空飛ぶクルマ産業の育成および活性化に向けた相互協力(高陽市内における発展・活性化を図るための基盤構築および連携推進)
- 実証・試行運航および商用化推進に向けた協力(実証飛行、試行運航、将来の商用運航開始に向けた環境整備および運用検証)
- 各機関の専門性を活かした協力課題の発掘・検討(機体開発のSkyDrive、運航・インフラ統合のVerty、行政・地域インフラの高陽市による企画・検証)
- 航空・空飛ぶクルマ分野における総合的な相互連携(3者が合意した分野全般における体制維持および広範な相互協力)
各者代表のコメント
高陽市長のミン・ギョンソン氏は、「今回の協定は、機体・運航・交通管理・バーティポートを連携させた協力体制を構築し、UAMを市民が実感できる未来の交通サービスへと発展させる重要な出発点です」としている。
Verty CEOのキム・ドンウ氏は、初期商用化サービスモデルの検証実証に参加してきた経験と能力を活かし、安全な商用化に貢献していく意向を示した。
また、SkyDrive 代表取締役CEOの福澤知浩氏は、高陽市内での実証・試行運航の実現と、2028年の商用運航に向けた社会受容性の向上や環境整備を官民一体で推進していく方針を表明している。
株式会社SkyDrive 会社概要
- 設立:2018年7月
- 代表者:代表取締役CEO 福澤知浩
- 豊田本社所在地:愛知県豊田市挙母町2-1-1
- URL:https://skydrive.co.jp/
本記事は株式会社SkyDriveの発表をもとに作成。
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