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第9回横浜トリエンナーレが27年4月開催へ タイトルとキービジュアルが決定

公益財団法人横浜市芸術文化振興財団理事長である近藤誠一氏が委員長を務める横浜トリエンナーレ組織委員会は、第9回横浜トリエンナーレの展覧会タイトルおよびコンセプトとキービジュアルを決定しました。展覧会タイトルは「クジラのねむる場所、竜宮からのたより」と定められ、会期は2027年4月23日から9月12日までとなります。会場となる横浜美術館を大きなクジラの身体に見立て、深海をめぐるモチーフを手掛かりに、世界の多様性に触れる作品を紹介します。

展覧会タイトルとコンセプトの背景

本展のタイトル「クジラのねむる場所、竜宮からのたより」は、災厄の前兆とされる深海魚のリュウグウノツカイと、死後に海底で新たな生態系を育むホエールフォール(鯨骨生物群集)という2つのモチーフに着想を得ています。アーティスティック・ディレクターを務めるコスミン・コスティナシュ氏とインティ・ゲレロ氏は、死に始まりを見出す沈降の動きを中心的なメタファーとし、さまざまな危機の重みによって沈んでいくようにみえる今日の世界に目を向けながら、深淵で芽吹く未来への希望の兆しを探る作品を紹介するとしています。

また、本展では情報伝達の歴史も扱われます。16世紀後半のマニラ・ガレオン貿易による情報網や、19世紀の電信システム、そして現代のインターネットやAIを支える海底ケーブルなどの歴史をたどり、横浜という港を起点に表現を展開します。会場の横浜美術館では建築的な介入を行い、館内をクジラの体内や巨船の躯体に見立てた展示空間を創出します。

Studio YUKIKOによるキービジュアル

キービジュアルは、ベルリンを拠点に活動するクリエイティブ・エージェンシー「Studio YUKIKO(スタジオ・ユキコ)」がデザインを担当しました。海中を上昇・下降する運動や情報の循環、ホエールフォールの二面性を表す螺旋状のうねりを取り入れた文字が特徴となっています。

デザインには、古い仕組みが崩れても新たな生態系が生まれることを示唆する化石のような横浜トリエンナーレのロゴ「Y」や、ドットマトリクスを用いた可変書体が採用されました。色彩は深海をあらわす青と深い赤色を背景に、明るいコーラルレッドと柔らかな緑を組み合わせ、暗い深海から生まれる希望や可能性、新たないのちを表現しています。

開催概要

第9回横浜トリエンナーレ「クジラのねむる場所、竜宮からのたより」の概要は以下の通りです。

  • 会期:2027年4月23日(金)~9月12日(日)[124日間]
  • 休場日:毎週木曜日(4月29日、9月9日を除く)、4月28日(水)
  • 会場:横浜美術館(横浜市西区みなとみらい3-4-1)
  • アーティスティック・ディレクター:コスミン・コスティナシュ、インティ・ゲレロ
  • 主催:横浜市、(公財)横浜市芸術文化振興財団、NHK、朝日新聞社、横浜トリエンナーレ組織委員会
  • 公式WEBサイト:https://www.yokohamatriennale.jp

本記事は横浜トリエンナーレ組織委員会の発表をもとに作成しました。

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