中央構想研究所がGPS妨害への備え実務と選び方2026年11月版を無料公開
株式会社中央構想研究所は、ドローンの開発や運用に関わる担当者向けに作成したレポート「GPS妨害への備え 実務と選び方」2026年11月版(全31ページ)を無料公開しました。公的機関の発表や各社の公表情報をもとに、妨害電波やなりすまし信号への対策技術、製品の比較と選び方などをまとめています。
衛星測位への電波干渉リスクと国内外の動向

衛星測位に対する電波干渉は、航空分野を中心に国際的な問題となっています。EASAとIATAの共同発表で示されたIATAのデータによると、GPS信号の喪失事象は2021年から2024年にかけて220%増加しました。また、2025年にはICAO総会において、北朝鮮とロシアに由来するGNSS電波干渉への非難が行われています。
日本国内においても同様の障害事例が報告されています。国土交通省航空局の資料によると、2020年12月に小松空港周辺でGPSの受信障害が発生し、定期便16便に影響が出ました。この件について総務省北陸総合通信局は、工事現場のクレーンに設置されていたワイヤレスカメラが原因であると発表しています。
ドローンにおける測位障害の種類と備えの方式

GPSが利用できなくなる事態には、強力な電波によって受信が遮断される「妨害」と、偽の信号によって誤った位置情報を認識させられる「なりすまし」が存在します。これらは検知の難易度が異なるため、同一の対策だけでは対応しきれないケースがあります。
レポート内では、備えとなる代表的なアプローチとして以下の方式を取り上げ、得手不得手を整理しています。
- 受信対象とする衛星の系統を増やす方法
- アンテナを用いて妨害波を抑え込む方法
- 衛星情報に依存しない慣性航法
- カメラの画像データを活用する航法
機体の運用場所、機体重量、開発体制などによって適切な組み合わせが異なることから、レポートでは各メーカーの説明をもとに製品比較を行い、選定時の判断基準を提示しています。
レポートの構成と入手方法
公開された全31ページのレポートは、以下の章立てで構成されています。
- GPSは妨害される
- 備えの方式を比べる
- 製品の比較と選び方
- 調達と運用の実務
- 機体の確認シート
- 付録
株式会社中央構想研究所の概要
- 創業: 2026年
- 所在地: 東京都品川区
- 代表者: 代表取締役社長 信谷康邦
- 主要事業: コスト最適化、プラットフォーム事業、AI営業支援
- インフラAI・ロボティクス事業: インフラ点検や危険作業の現場に向けた、AIおよびロボット技術の導入支援を展開
本記事は株式会社中央構想研究所の発表をもとに作成しました。
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