AGEST、自動テストツールAGEST ZERO TEST Lite提供開始
株式会社AGEST(本社:東京都文京区、代表取締役 社長執行役員 CEO:二宮 康真)は2026年11月2日、セキュリティパッチ適用後の現新比較テストを自動化する探索的自動テストツール「AGEST ZERO TEST」の無償トライアル版「AGEST ZERO TEST Lite」の提供を開始した。
同ツールはクラウド型サービスとして提供され、メールアドレス登録とテスト対象ページのURL入力のみで、自律型AIが画面を探索してテストケースの自動作成および実行を行う仕組みとなっている。ソフトウェアのインストールやサーバ準備を不要とし、パッチ適用後の検証作業における工数削減を支援する。
開発の背景とテスト現場の課題
近年、サイバー攻撃の高度化・巧妙化や大規模な情報流出被害が発生する中、システムの脆弱性管理への迅速な対応が求められている。企業のセキュリティや開発の担当者において脆弱性の検知とパッチ適用への対応が続く一方、システムが正常に動作し続けているかを確認する「パッチ適用後の現新比較テスト」の頻度も増加している。
パッチ適用の安全性担保を担う現場では、頻発するテストに伴う手作業や外部ベンダー依存による運用コストの増大、スクリプト作成に必要な専門スキルや時間の不足、仕様書の不備や古い記述に起因するテストケース作成の困難さといった課題が挙げられていた。画面や仕様の変更に伴うテストのメンテナンスが追いつかず、脆弱性対策のスピードにおけるボトルネックになる事例が生じていた。

こうした課題に対し、同社は2026年9月28日より「AGEST ZERO TEST」を提供してきたが、より多くの担当者が迅速に解決策を試せる環境として、今回「AGEST ZERO TEST Lite」の無償トライアル版の提供に至った。
AGEST ZERO TEST Liteの特徴

AGEST ZERO TEST Liteは、ブラウザから即座に利用できるクラウド環境で提供される。ユーザーがシナリオやスクリプトを記述する必要はなく、AIが画面内の入力欄やボタンを探索し、正常系および異常系のテストケースを作成する。テスト作成には、業種ごとに不具合が出やすい箇所やテストすべき観点、境界値などのテスト手法といった検証専門会社としてのノウハウが組み込まれている。
作成されたテストはクラウド上でそのまま実行され、前回の結果と比較して変更があった箇所のみが一覧化される。画面が変更された場合でもURLの再入力によって作り直しが完了する。
また、どのような手法や観点で何件作成され、どの画面に到達したかといったAIテストの根拠を確認できる仕様となっている。システムの情報は同社が運用するAIで処理され、他社の生成AIサービスへの送信や学習への利用は行われない。作成したテストはPlaywrightのコードとしてダウンロードでき、手元の環境で繰り返し実行することも可能となっている。
無償トライアル版の利用概要と今後の展開
無償トライアル版は期間の定めなく利用可能だが、作成および実行の量には上限が設けられている。利用開始にはサービスサイトでの会社メールアドレス登録とログインが必要となり、公開ページのURLを入力して実行する。
無償トライアル版の概要は以下の通り。
- 提供開始日:2026年11月2日
- 登録の受付:安定提供のため受付枠を設けて段階的に案内(枠到達時は順番待ちとなりメールで通知)
- 対象:会社のメールアドレスをお持ちの方(フリーメール不可。自身が管理するサイトまたは管理者の許可を得たサイトのみ利用可能)
- 利用可能時間:営業日の 9:00〜17:00(祝日と年末年始 12/29〜1/3 は停止。9:00より前・16:45以降・休日の作成・実行は予約となり翌営業日に自動稼働。登録とログインは時間外も可能)
- 作成・実行の上限:1日20ページ・月300ページまで作成可能、実行は月400ケースまで
- お申し込みURL:https://zerotest.agest.co.jp/register
- サービスサイト:https://agest.co.jp/zerotest/lite/index
同社は今後の展開として、2027年1月に機能を拡充した有償版(個人版/Team版)の発売を予定している。有償版では、ログインが必要な画面のテスト対応、作成・実行量の大幅な拡大、社内システムや閉域網内サイトへの対応のほか、英語版でのサービス提供も予定しているとしている。なお、有償版の機能・料金・時期は、2027年1月の発売に向けた予定で変更することがあるとしている。
本記事は株式会社AGESTの発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



