ゼニスベンチャー・ホールディングス、マルイを事業承継 売上高100億円目指す
北海道名寄市に本社を置くゼニスベンチャー・ホールディングス株式会社は、北海道紋別市でフィッシュミール(魚粉)および魚油の製造・販売を手がける株式会社マルイを事業承継し、2026年11月2日付でグループに迎え入れた。
同社はあわせて、2032年にグループ売上高100億円を目指す「100億宣言」を公表した。北海道に特化した事業承継型M&Aと承継企業の成長支援を推進し、さらなる事業拡大を図る方針だ。
創業100年を超えるマルイを事業承継
株式会社マルイの歴史は、1919年(大正8年)に北海道紋別市で海産物問屋として創業した丸イ池澤商店に始まる。1962年(昭和37年)に魚粉製造工場を建設して生産を開始し、1968年(昭和43年)にはフィッシュミール工場へ改めるなど、時代に合わせて事業を発展させてきた。
現在は、オホーツクをはじめ北海道各地で水揚げされた魚の水産加工残渣を原料として、畜産用飼料などに使われるフィッシュミールへの再資源化や、製造過程で得られる魚油の製品化を行っている。自社検査室での製品全量検査・分析(一部検査は外部機関に委託)や配合技術を強みとし、畜産用飼料向けフィッシュミールの60%・63%製品では北海道内で90%のシェアを持つ。今回の事業承継後も、マルイの社名や事業はそのまま継続される。

製造業へ事業領域を拡大し2032年に売上高100億円へ
ゼニスベンチャー・ホールディングス株式会社は、エネルギー事業や介護・福祉事業などを展開する地域企業の事業承継を進めてきた。今回の株式会社マルイの参画により、グループは事業会社5社(持株会社を含む6社)体制となり、水産資源の循環利用を担う製造業へと事業領域を拡大する。
既存グループの売上高は11.7億円(2026年4月期実績)、新たに加わるマルイの売上高は約4.85億円(2025年12月期実績)となっており、2026年のグループ売上高計画は17億円としている。

同社は北海道における事業承継を加速させるため「100億宣言」を公表し、2032年にグループ売上高100億円、2035年に30社・売上高150億円規模の企業グループ形成を目指すとした。その実現に向け、北海道に特化した事業承継型M&Aの継続実行や、専門機能を共有する「CXOシェアリング体制」の整備、次世代経営者の採用・育成、承継企業の成長と再投資による循環構築を進める方針を示している。
株式会社マルイの新体制では、池澤 拡峰が代表取締役会長として経営に携わり、ゼニスベンチャー・ホールディングス株式会社代表取締役CEOの藤田 純が代表取締役社長に就任した。池澤 拡峰の経験やノウハウを継承しつつ、グループの経営資源を生かして設備投資や経営管理体制の強化に取り組む。
将来的には次世代の経営人材を採用・育成し、段階的に経営を引き継ぐ体制を整える方針だ。また、従業員の雇用や処遇を守り、既存の取引関係を尊重しながら安定した事業運営を継続するとしている。
藤田 純は「今回のマルイの参画は、ゼニスにとっても大きな節目となります。これまで築いてきた事業基盤をもとに、100億円という新たな目標に向かって、北海道の事業承継をさらに加速させていきたいと考えています」とコメントしている。
会社概要
株式会社マルイ
- 所在地:北海道紋別市北浜町2丁目10番45号
- 創業:1919年(大正8年)1月
- 代表取締役会長:池澤 拡峰
- 代表取締役社長:藤田 純
- 資本金:2,880万円
- 事業内容:フィッシュミール(魚粉)・魚油の製造販売
- 公式サイト:https://marui-fishmeal.co.jp/
ゼニスベンチャー・ホールディングス株式会社
- 本社所在地:北海道名寄市西五条南7丁目15番地
- 代表者:代表取締役CEO 藤田 純
- 事業内容:事業承継、承継企業への経営支援、グループ経営
- 公式サイト:https://www.zvh.co.jp/
本記事はゼニスベンチャー・ホールディングス株式会社の発表をもとに作成。
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