ティアフォー、自動運転ソフトAutoware 2.0の開発と商用化推進へ
株式会社ティアフォーは、自動運転用オープンソースソフトウェア「Autoware」の次世代バージョンとなる「Autoware 2.0」について、The Autoware Foundation(AWF)およびグローバルなオープンソースコミュニティと連携し、開発と普及に向けた取り組みを主導していくことを明らかにした。従来のルールベース方式との互換性を維持しながら、データ中心のAI方式への対応を拡充する。同社はパートナー企業とともにオープンソースエコシステムを拡大し、商用化を加速させる方針だ。
Autoware 2.0の特徴
Autoware 2.0は、AI方式とルールベース方式の多様な組み合わせに対応する拡張性と適応性を備えたアーキテクチャを特徴としている。モジュール化されたソフトウェアの統合を容易にする柔軟なインデックス機構のほか、多様な車両・用途・運行環境への商用導入を支援する再利用可能なリファレンスデザインのフレームワークが導入されている。
ティアフォーの代表取締役 CEOである加藤 真平は、Autoware 2.0について「AI時代における自動運転の民主化に向けた重要な一歩です」とコメントしており、製品やサービスへつなげる仕組みを構築して自動車産業に新たな事業機会を生み出すとしている。また、The Autoware FoundationのPresidentであるMuhammad Zain Khawajaも、オープンな技術基盤の上で自動運転システムを構築できる環境の実現に向けて普及を進める姿勢を示している。
ティアフォーは、世界的なパートナー企業との協業を基盤に、以下の取り組みを通じてAutoware 2.0の商用化を推進する。
- Arm:Arm Total Design for Physical AIの代表的なユースケースとして、Autoware 2.0向けコンピューティングプラットフォームの開発を推進する。
- AWS:AWSのクラウド技術を活用した既存の取り組みを発展させ、開発・運用を支えるクラウドネイティブ環境の構築を推進する。
- Red Hat:Red Hat In-Vehicle Operating Systemのオープンソース開発プロジェクトである「AutoSD」とAutoware 2.0のシステム統合を推進する。
これらの連携を通じてエコシステムを強化し、自動車産業全体への普及を目指すとしている。
米国のカンファレンスASSC US 2026に登壇予定
ティアフォーは、2026年11月3日から4日にかけて米国カリフォルニア州サンノゼで開催されるAutomotive Software Strategies US 2026(ASSC US 2026)に、Arm、AWS、Red Hatとともに登壇する予定だ。各社の代表者が、車載ソフトウェアの進化やオープンソースを活用した開発・事業化の取り組みについて発表を行う。
ティアフォーからは北米法人PresidentのChristian Johnが登壇し、パートナー企業との連携を通じてAutoware 2.0の商用化を加速するビジョンを発表する予定となっている。
株式会社ティアフォーの概要
東京都品川区に本社を置く株式会社ティアフォーは、「自動運転の民主化」をビジョンに掲げてAutowareの開発を主導するディープテック企業である。ソフトウェアプラットフォームの提供や、自動運転における各種サービスを展開している。
- 社名:株式会社ティアフォー
- 所在地:東京都品川区
- URL:https://tier4.co.jp/
- 設立年月:2015年12月
- 主な事業内容:自動運転プラットフォーム開発事業、自動運転ウェブサービス開発事業、自動運転システム開発キット販売事業、自動運転技術の教育事業
本記事は株式会社ティアフォーの発表をもとに作成。
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