福井県坂井市とUACJが連携 市内完結型アルミ缶リサイクル回収機の運用を開始
福井県坂井市は、株式会社UACJとの連携によりアルミ缶回収機2台の寄附を受け、11月2日から市庁舎東側に設置されたリサイクル・ステーションで回収を開始した。回収された空き缶は坂井市内の工業団地にあるUACJの敷地内で処理され、新たなアルミニウム板材へと再生される。これにより、市内で空き缶の資源リサイクルが完結する仕組みが整えられた。
市内で循環するアルミ缶リサイクルの流れ
今回の取り組みでは、回収されたアルミ空き缶が坂井市内にあるUACJの工場で再生される点が特徴となっている。回収された空き缶は、坂井市の工業団地・テクノポート福井のUACJ社の敷地内にある関連会社「UACJ山一アルミ缶サイクル株式会社」で破砕・選別・焙焼された後、UACJ製造所へ運ばれる。その後、同社工場でアルミニウム板圧延が行われ、高品質なアルミニウム板材に再生される。
市内で回収されたアルミ缶が同じ市内で処理再生される市内完結型リサイクルについて、市環境政策推進課は、自分たちが出した資源ごみが地元で再生される仕組みを多くの市民に活用してほしいとしている。

回収機の仕様とポイント付与サービス
寄付されたアルミ缶回収機は、1台の大きさが高さ約190センチ、幅約90センチ、奥行き91センチで、正面の投入部から空き缶を入れる仕様となっている。外観は黄色で統一され、2台の間に市の公式キャラクター「坂井ほや丸」のイラストが描かれている。
回収機の運用はティーエムエルデ株式会社(滋賀県長浜市)が担い、利用者には携帯アプリで「エコ・アクション・ポイント」が付与される。獲得したポイントは、加盟店で利用できる商品券やアプリ内の商品に交換できる。同様のタイプのアルミ缶回収機は、坂井市内のスーパーなど10店舗に約20台設置されている。
市役所で開催された運用開始セレモニー
11月2日からの回収始動に先立ち、10月22日には市役所で運用開始セレモニーが行われた。会場には私立松涛こども園の5歳児30人を含む関係者合わせ50人が出席した。

セレモニーでは、回収機の寄付に対して池田禎孝市長からUACJ理事の坂野公則・福井製造所長へ感謝状が贈られた。池田市長や坂野所長ら関係者5人によるテープカットの後、園児たちによるアルミ缶投入のデモンストレーションが実施されたほか、坂井ほや丸と「エコ・アクション・ポイント」公式キャラクターBEAP(ビープ)も登場した。

株式会社UACJは、東京都千代田区に本社を置くアルミニウムの総合メーカー。坂井市の工業団地、テクノポート福井には約850,000㎡の敷地を有し、世界最大級の熱間圧延機をはじめとするアルミニウム板圧延の主力拠点を構えている。
- 本社:東京都千代田区
- 製造拠点:テクノポート福井(敷地面積:約850,000㎡)
- 主な製品:飲料缶材、自動車ボディパネル材などのコイル製品、半導体製造装置や大型船舶材向けなどの厚板製品
同社の坂野所長は、自治体へのアルミ回収機の寄付はおそらく初めてであるとし、アルミ再生という社業を通じて地元のリサイクル活動に貢献できることについて所感を述べた。
本記事は福井県坂井市の発表をもとに作成。
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