博報堂DYホールディングス、スズキ子会社運営のインド向け投資ファンドに出資
株式会社博報堂DYホールディングスは、スズキ株式会社のインドにおける100%子会社であるNext Bharat Ventures IFSC Private Limited(以下 NBV)が運営するインパクト投資ファンド「Next Bharat Venture Fund-2」への出資契約を締結した。
同ファンドへの出資を通じて、インドの生活基盤を支えて社会課題解決に取り組むスタートアップの成長を後押しし、日本企業とインド市場をつなぐ事業共創を推進する。
東京都港区に本社を置き、西山泰央が代表取締役社長を務める株式会社博報堂DYホールディングスは、中期経営計画における成長領域のひとつとしてインキュベーション事業を位置付けている。今回の出資を通じて、インド市場における取り組みを本格化させる方針だ。
生活基盤領域のスタートアップ支援と事業機会創出
人口14億人を超えるインドは今後も高い経済成長が見込まれる市場であり、都市部のみならず地方都市や農村部においても、急速なデジタル化とともに農業、食品、金融、医療といった生活基盤の領域で新たなビジネス機会が拡大している。一方で、日本企業にとって多様な地域における生活者の実像を正確に捉え、事業機会を見極めるアプローチにはまだ手がかりが少ないのが実情とされる。
株式会社博報堂DYホールディングスは、本ファンドが向き合う「次の10億人」と呼ばれる生活者が直面する課題をビジネスで解決するスタートアップへの投資と支援を通じ、現地における生活者発想に基づくグロース支援の知見を蓄積する。これにより、日本企業のインド市場展開におけるパートナーとして新たな事業機会の創出に貢献することを目指す。
なお、「次の10億人(Next Billion)」とは、今後のインド経済の成⻑を支える新たな担い⼿となる人々を指し、特に農村部や地方都市を中心に、生活の質や所得の向上が期待される約10億人を意味する。
Next Bharat Venture Fund-2の概要
Next Bharat Venture Fund-2は、スズキグループのNBVが設立したインパクト投資ファンドである。農業・農村のサプライチェーン、金融包摂、ヘルスケアなどを投資領域とし、2024年に設立した1号ファンドでは、これまでに26社のスタートアップに投資を行っている。ファンドの概要は以下の通り。
- 名称:Next Bharat Venture Fund-2
- 運営主体:Next Bharat Ventures IFSC Private Limited(スズキ100%出資子会社、本社:インド・グジャラート州)
- 代表:Vipul Nath Jindal(MD & CEO)
- 投資目的:インドの次の10億人にインパクトを生み出す起業家・スタートアップの支援
- 投資領域:農業・農村サプライチェーン、金融包摂、ヘルスケアなど
本記事は株式会社博報堂DYホールディングスの発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



