男子エペ日本代表、フェンシングフランスW杯で金メダル獲得

2024年5月19日、フランスのサンモールで開催されたフェンシングワールドカップにおいて、男子エペ日本代表チームが金メダルを獲得した。今シーズン(2023~2024)のワールドカップ団体優勝は2回目となる快挙だ。

日本チームは、世界ランク3位で今大会に臨み、見延和靖(みのべ かずやす/NEXUS FENCING CLUB)、加納虹輝(かのう こうき/日本航空株式会社)、古俣聖(こまた あきら/株式会社本間組)、村山健太郎(むらやま けんたろう/林テレンプ株式会社)のメンバーで出場した。

準々決勝ではチャイニーズタイペイに45対21で圧勝し、準決勝ではイスラエルに45対33で勝利。決勝では世界ランク1位のフランスを45対33で下し、見事に金メダルを手にした。

CHALLANGE MONAL EPEE MEN WORLD CUP IN PHOTO: FRA vs JPN PHOTO BY ANDREA ALEGNI #BIZZITEAM

見延和靖は「今大会はオリンピック前、最後のワールドカップで、最大のライバル国であるフランスチームに勝っての優勝はとても大きな自信となった。アウェイの中でも押し潰されることなく接戦をものにできたのは、出場した4人だけの力ではなく、紛れもなく観客席から声援を届けてくれた仲間と応援団の力だ。この勢いで、オリンピック本番も優勝を目指していきたい」とコメントした。

加納虹輝は「チーム全員が大きなミスをすることなく戦うことができたからこその優勝だと思う。オリンピックまでにさらに良いチームになっていけるようみんなで頑張っていく」と述べた。

古俣聖は「ワールドカップで初めて金メダルを獲得することができ、とても嬉しい。遅くまで応援くださった皆様に感謝したい」と喜びを語った。

村山健太郎は「シニアの団体に初めて出場して、チームメイトのおかげで優勝できて感謝しかない。とてもいい経験になったので、これを活かしてもっと頑張りたい」と決意を新たにした。

男子エペ日本代表チームは、今回の優勝で得た自信と経験を糧に、今夏のパリオリンピックでの金メダル獲得を目指す。