CCT、コマニーの設計業務領域にAras Innovator導入を支援
株式会社コアコンセプト・テクノロジー(以下、CCT)は、コマニー株式会社の経営基盤再構築プロジェクト「PJ-CHANGE」において、設計業務領域への製品ライフサイクル管理システム(PLM)「Aras Innovator」の導入を支援したと発表しました。個別受注型のものづくりを手がけるコマニーの要件定義とシステム構築を支援し、業務プロセスの改革を後押ししています。CCTは今後もコマニーのものづくり改革を継続的に支援していく方針です。
パーティション専業メーカーであるコマニーは、中期経営計画達成に向けた全社プロジェクト「PJ-CHANGE」の一環として、設計領域の業務プロセス改革を進めています。
同社では従来、組織を小集団に細分化して独立採算で運営する「アメーバ経営」(京セラ株式会社の登録商標)を取り入れてきましたが、部門ごとの個別最適にとどまりやすく、全社横断での業務改善が進みにくい課題がありました。特に設計領域では、顧客提出用の「施工図設計」と製造現場向けの「製作設計」で情報が一元管理されておらず、手書き資料の解読や転記ミスの確認など、設計本来以外の業務に多くの時間を割いていました。
これらの課題を解決するため、コマニーは「Aras Innovator」の導入を決定しました。今回の支援により、業務効率化を目指すステップ1が完了しています。
CCTによる支援内容と導入効果
個別受注型で都度仕様が異なるものづくりにおいて部品表(BOM)をどう表現するかが課題となっていたコマニーに対し、CCTは個別受注型メーカーでのBOM再構築経験を活かして支援を行いました。
主な支援内容は以下の通りです。
- 設計(EBOM)と製造(MBOM)の知見に基づき、複雑なBOM表現の課題を整理した上でAras Innovator導入による設計領域改善を担当
- 現場の業務負荷を考慮しながら検証を行い、要件定義を推進
- 施工図設計と製作設計の間で分断していた設計情報をPLM上で統合する仕組みを構築
導入により、CRMとPLMの連携による転記ミス確認作業の削減や、検索性向上に伴う業務スピードの向上が実現しました。また、要件定義の段階で作業時間に1日30分程度の差が生じる機能の可視化なども行われました。数値での効果検証は今後予定されているものの、現場では業務改善に対する意識の変化が表れているとしています。
コマニーの経営推進本部 PJ-CHANGE PgMOの戸室勝太氏は、CCTの担当者が自社と似た業態のメーカーでのBOM再構築経験を持ち、当時のBOMから課題を的確に見抜いたことが選定の決め手になったとしています。また、設計本部本部長の諸田直行氏は「通り一遍のヒアリングではなく、本人も気が付いていないような細かな情報を引き出し、そして現場を理解した上で丁寧に要望をくみ取ってくれる」と支援を評価しています。
今後の展望
コマニーは続くステップ2として、既存システムと連携したBOMの整備や2D設計から3D CADへの移行を進め、設計から製造までのデータを一気通貫でつなぐ仕組みの構築を目指す予定です。設計担当者が顧客の要望具現化という本来の業務に専念できる環境づくりを進める方針としています。
両社の概要
- コマニー株式会社:本社・石川県小松市、代表取締役社長執行役員・塚本健太。ハイパーティション・ローパーティション・トイレパーティションなどの製造・販売や、クリーンルーム事業、建築・内装仕上・建具工事業等を展開
- 株式会社コアコンセプト・テクノロジー:本社・東京都豊島区、代表取締役社長CEO・金子武史。製造業・建設業・物流業を中心としたDX支援およびIT人材調達支援を展開
本記事は株式会社コアコンセプト・テクノロジーの発表をもとに作成しています。
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