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起立性調節障害の子の進路、通信制・単位制の検討が4割超 改善協会調査

一般社団法人 起立性調節障害改善協会は、起立性調節障害(OD)と診断された小学校高学年から高校生の子どもを持つ保護者を対象に、「起立性調節障害の子の進路」に関する調査を実施した。調査の結果、検討している進路として全日制高校が最多となった一方、通信制や単位制高校を選択肢に入れている保護者が4割を超えていることが分かった。進路を考える上での懸念事項としては、体調の波への対応や朝の登校時間などが上位に挙がっている。

検討する進路は全日制に次いで通信制・単位制が4割超

子どもの進路の検討状況について尋ねたところ、「情報収集を始めている」が42.0%で最多となった。次いで「気にはなっているが動けていない」が21.0%、「具体的に学校を絞り込んでいる」が12.6%、「本人に任せている」が11.2%、「まだ考える時期ではない」が8.4%、「体調が優先で考えられる状況ではない」が4.9%となった。

検討している進路(検討したことがある進路)では、「全日制高校(一般的な通学)」が34.3%で最も多く、次いで「通信制高校」が24.4%、「まだ何も検討していない」が9.9%、「定時制高校」が9.4%、「単位制高校」が8.0%、「その他」が14.0%となった。回答者単位で集計すると、43.4%が通信制高校または単位制高校を選択肢に入れている結果となった。

不安の要因は体調の波や登校時間

進路を考えるうえで不安に感じる点としては、「体調の波に対応できるか」が18.6%、「朝の登校時間に間に合うか」が18.2%で上位を占めた。次いで「本人の希望を叶えられるか」が15.0%、「出席日数が足りるか」が15.0%、「学習の遅れを取り戻せるか」が11.1%、「その他」が22.1%と続いた。

起立性調節障害の症状に関連する朝の不調や体調の変動が、進学後に通い続けられるかどうかの懸念に直結している状況が示されている。

夏の学習は体調に合わせた短時間学習や体調回復を優先

夏の時期における子どもの学習状況については、「体調に合わせて短時間だけ取り組んだ」が24.2%でトップとなった。以降は「オンライン教材や動画を活用した」が15.0%、「学習より体調の回復を優先した」が14.0%、「午後や夜の時間帯に学習した」が9.7%、「特に問題なく進められた」が9.7%、「その他」が27.4%となった。子どものコンディションに配慮した学習方法や、体調回復を優先する傾向が見られた。

学校や進路指導の場でお子さんの状態について理解を得られていると感じるかという質問では、「ある程度は理解を得られている」が51.0%、「どちらともいえない」が23.1%、「十分に理解を得られている」が11.9%、「あまり理解を得られていない」が6.3%、「相談したことがない」が6.3%、「まったく理解を得られていない」が1.4%となった。

同協会は、周囲と同じペースで進むことではなく子ども自身が無理なく通える環境を見つけることが重要であるとし、学校や専門家のサポートを活用しながら自分らしく学べる道を見つけてほしいとしている。

調査概要

  • 調査主体:一般社団法人 起立性調節障害改善協会
  • 調査期間:2026年8月13日〜2026年8月30日
  • 調査対象:起立性調節障害と診断された小学校高学年〜高校生の子どもを持つ全国の保護者
  • 調査方法:インターネットによるアンケート調査
  • 有効回答数:143名

本記事は一般社団法人 起立性調節障害改善協会の発表をもとに作成

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