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叡啓大学で内平直志氏が講演 生成AIによる現場の暗黙知抽出と活用を語る

叡啓大学(学長 有信睦弘、広島市中区)は、学生のコンピテンシー育成及びキャリア形成支援の一環として「イブニングラウンジ」を開催した。同大学の客員教授でもある北陸先端科学技術大学院大学 名誉教授・特任教授の内平 直志氏が登壇し、「生成AIによる現場の暗黙知の抽出と活用」をテーマに講演を行った。工場や保守点検、農業、医療・介護といった現場において、ベテランの経験や勘などの暗黙知を生成AIで抽出し、次世代へ継承・活用する最新事例が紹介された。

現場の暗黙知と技能継承の課題

講演の冒頭では、日本の強みである現場知識の根底に言語化されていない暗黙知が存在する一方、その獲得には膨大なコストと時間が必要であることが説明された。さらに、ベテランの退職や少子高齢化に伴う後継者不足により、技能継承が大きな課題となっている現状が示された。

生成AIによる現場知識の抽出と活用

これまでの生成AIはマニュアルなどの形式知の活用が中心だったが、現在は現場作業者の音声つぶやきや断片的なメモといった「デジタル断片化知識」から暗黙知を収集する取り組みが進んでいる。講演では、それらを生成AIで分析・整理し、現場知識として活かす先進的な取り組みが急速に進んでいる状況が紹介された。

対話による納得とこれからのAI活用

内平 直志氏は、AIが出力した情報をただ受け取るだけでなく、人間同士の対話やワークショップを通じて納得(腑落ち)し、具体的な行動へ落とし込むことこそが真の知識であると述べた。AIに仕事を奪われることを心配するのではなく、現場の肌感覚や経験を大切にしながらAIをいかに使いこなすかを考える重要性を伝えた。

参加した学生からは「今話題となっているAIとの向き合い方について、身近な事例を交えて話していただきとても分かりやすかった」「生成AIの活用法に興味があったため、講演を通じて理解を深めることができて良かった」などの感想が寄せられた。

講演概要

  • 日時:2026年10月23日(金)17:10~18:50
  • 対象:叡啓大学の学生、教職員並びに学外の方
  • 講演タイトル:生成AIによる現場の暗黙知の抽出と活用
  • 講演者:北陸先端科学技術大学院大学 名誉教授・特任教授本学客員教授 内平 直志氏
  • 関連ウェブサイト:https://www.eikei.ac.jp

本記事は広島県公立大学法人 叡啓大学の発表をもとに作成。

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