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ONLYOFFICE Documents 10.0公開 AI機能拡充やGrok等に対応

シンガポールのAscensio Systems Pte. Ltdは、iOSおよびAndroid向けの無料モバイルアプリ「ONLYOFFICE Documents」のバージョン10.0をリリースした。今回のアップデートではAI機能が組み込まれ、スマートフォンやタブレットから情報の探索やファイルの作成、フォーム入力などの作業をAIで行えるようになっている。あわせて、AIプロバイダーにGrokとDeepSeekが追加された。

外出先での日々のドキュメント作業の効率化を目指すもので、刷新されたONLYOFFICEクラウドとの互換性向上やサインアップの簡素化も図られている。

ドキュメントセクションにAIアシスタントが組み込まれ、ファイルを開かなくても内容の要約や文書の確認、特定情報の検索が可能になった。クラウドに保存されたファイルを含め、AIチャットにファイルを添付して内容について質問できる。Android版では画像の添付にも対応する。

また、各エディタ内でも用途に合わせたAI機能が利用できる。

  • ドキュメントエディタ:テキストの要約、メールの下書き、アイデア出し
  • スプレッドシートエディタ:インサイトの抽出、グラフの提案、データの整理
  • プレゼンテーションエディタ:トーキングポイントの作成、改善案の提示、画像の生成

ユーザー自身でプロンプトの送信や追加の質問が行え、生成された回答はコピー&ペーストを行わずに作業中のファイルへ直接挿入できる。

短い説明からのファイル生成とフォーム入力の自動化

短い説明文を入力することで、編集可能なファイルをAIが作成できるようになった。プレゼンテーションのテーマを入力すると、スライド構成の作成から内容の追加、画像の生成までが実行される。作成されたファイルはエディタ上で確認や調整が可能で、生成処理はバックグラウンドで行われる。iOS版では、ドキュメントやスプレッドシートもゼロから作成できる。

フォーム入力においては、AIによる自動入力機能が追加された。フォームのフィールドや選択肢を認識し、日付を正しい形式で入力するほか、連絡先の補完、電話番号の書式対応、署名や画像の挿入に対応する。この機能はフォーム入力モードのコンテキストメニューから利用できる。

AIプロバイダーの追加と各OS向けの新機能

AIプロバイダーには、従来のOpenAI、Anthropic、Google AI、Mistral、Ollamaに加え、新たにGrokとDeepSeekが追加された。用途に応じてモデルを選択でき、選択したモデルはドキュメントセクションのAIアシスタントとエディタ内のAI機能の双方に適用される。

OS別の機能追加も行われた。

  • iOS 26以降を搭載したiPhone・iPad:端末上の音声認識により、AIチャットやエディタのアシスタントへのプロンプトを音声で入力できる。
  • Android版:AIの回答の読み上げ(言語は自動判別)に対応するほか、AI機能の利用とプロバイダー設定を1か所で行えるAI専用タブが追加された。

スプレッドシートの表機能についても、iOS版では挿入した表の書式が保持されるようになり、Android版では既存のデータ範囲をそのまま表へ変換できるよう改善された。

ONLYOFFICEクラウド連携とアプリの提供状況

ONLYOFFICEクラウドの「Rooms」アプリとの連携が深まり、ルームのグループ化によるプロジェクト管理や、カスタムアイコン・色の設定、フィルターによるコンテンツ検索に対応した。招待リンクには有効期限と利用人数の上限を設定できる。また、Googleアカウントを利用したサインインや新規作成にも対応した。

ONLYOFFICE Documents 10.0は無料で利用可能となっており、端末内のファイル処理に加えONLYOFFICEクラウドに接続して利用することもできる。

  • iPhone・iPad版の入手先:App Store
  • Android版の入手先:Google Play、Samsung Galaxy Store、Huawei AppGallery、Xiaomi GetApps
  • 公式プロジェクトページ:www.onlyoffice.com/ja
  • メディア連絡先:marketing@onlyoffice.com

本記事はAscensio Systems Pte. Ltdの発表をもとに作成。

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