親の介護を課題と感じる人は85.0%も家族での対話進まず 終活協議会が調査
一般社団法人終活協議会は、親の介護に関する意識と準備状況を把握するためのアンケート調査結果を発表しました。調査の結果、親の介護が今後の課題になると感じる人が85.0%を占める一方、家族で十分に話し合えていない層が56.2%にのぼることが明らかになりました。介護への意識は高いものの、家族間での具体的な準備や対話が後回しになっている実態が浮き彫りとなっています。
課題意識は高い一方で見送られる家族の対話
親の介護が今後自分や家族の課題になる可能性について、「とても感じている」(45.2%)と「ある程度感じている」(39.8%)を合わせると85.0%に達しました。一方で、家族での話し合いの状況については、「話したいがまだできていない」が28.9%、「ほとんど話したことがない」が27.3%となり、合わせて56.2%が十分に話し合えていないと回答しています。「十分に話し合えている」(11.9%)と「ある程度は話し合えている」(27.7%)の合計は39.6%にとどまりました。

また、現時点で最もできていない準備として44.4%が「家族で話し合うこと」を挙げて最多となり、次いで「費用の見通しを立てること」(26.1%)、「介護保険や制度を調べること」(12.2%)が続いています。

突然の介護に対する不安と確認したい本人の意思

突然親の介護が始まった場合に最も不安なこととしては、「介護費用・金銭面」が40.6%で最多となり、「仕事や生活との両立」が35.3%で続きました。不安の要因として生活設計や家計への影響が強く意識されている様子が示されています。また、親の介護が必要になった際に最初に主に動く人として「自分」と答えた人は57.9%に達しました。

事前に最も確認しておくべきこととしては、「本人が望む介護の受け方」が58.7%と突出し、「介護費用やお金のこと」(18.9%)や「家族の役割分担」(9.0%)を上回りました。制度や費用の把握よりも、本人の意思を確認することが重要視されています。
話し合いが進まない背景と求められる情報

家族と話しにくい最大の理由では、「まだ元気なので切り出しにくい」が31.1%、「自分の知識が足りないから」が25.0%、「きっかけがないから」が19.5%となりました。対立などよりも、先送り意識や情報不足が対話の障壁になっている状況がうかがえます。敬老の日や帰省のタイミングが対話のきっかけになりそうかという問いには、「あまりならなそう」(34.3%)と「まったくならなそう」(14.5%)の合計が48.8%となり、「とてもなりそう」「ある程度なりそう」の計45.0%を上回りました。

今後最も知りたい情報としては、「介護保険や公的制度の使い方」(33.4%)が最も多く、次いで「いざという時の手続きの流れ」(25.3%)、「介護にかかる費用の目安」(25.1%)が挙げられています。

なお、本調査「親の介護に関する意識調査(2026年版)」は、終活ガイド資格受験者1,014名を対象に、2026年9月1日〜2026年9月30日の期間、インターネットを利用したアンケート調査として実施されました。

組織概要

- 組織名:一般社団法人 終活協議会 / 想いコーポレーショングループ
- 所在地:東京都豊島区巣鴨2-11-4 第3高橋ビル11階
- 設立:2015年12月
- 代表:磯貝昌弘
- 事業内容:終活の相談対応、身元保証サービス、終活ガイドの資格運営など
- URL:https://shukatsu-kyougikai.com/
本記事は一般社団法人終活協議会/想いコーポレーショングループの発表(https://shukatsu-kyougikai.com/news/5274/)をもとに作成しています。
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