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熊本中央病院、Sail AIの月間利用が約6,300回に 10部署へ拡大

株式会社ispecは、同社が提供する病院AXプラットフォーム「Sail AI」を導入している国家公務員共済組合連合会 熊本中央病院において、2026年9月に職員229名が同プラットフォームを活用し、AI業務の実行回数が月間約6,300回に達したと発表しました。看護部門から始まった活用は医師や事務部門など計10部署に広がり、実際に使われているAI業務は300件を超えています。

半年で月間約6,300回に拡大し10部署で300件超が稼働

熊本県熊本市にある急性期・361床の国家公務員共済組合連合会 熊本中央病院では、看護記録の音声入力をきっかけにSail AIの利用を開始しました。現場の医療従事者が自分たちの業務に合わせてAI業務を作成したことで院内全体へ利用が広がり、2026年9月には月間の実行回数が3月から半年で約9倍となる約6,300回を記録しました。

活用中の職員数は2026年9月時点で229名にのぼり、1人あたり月に約27回利用されています。2026年10月時点で実際に使われているAI業務は300件を超え、医師や看護師(病棟・外来・ICU/CCU・手術室・透析センター・化学療法室・健診など)、薬剤科、臨床工学科、リハビリテーション科、栄養科、地域医療連携室、医師事務作業補助者、事務部門、会議/委員会の10部署・領域で活用されています。

現場で作成された主なAI業務は以下の通りです。

  • 看護:病棟の経時記録(SOAP)、看護サマリ、退院サマリの下書き、多職種カンファレンスの記録
  • 医師:IC記録、手術説明、診療情報提供書、外来返書
  • 医師事務:紹介状の要約、マイナ薬剤情報の転記、診療録の量的点検
  • 地域医療連携室:退院支援面談、転院調整サマリ
  • リハビリ・栄養:PT・OT・STのSOAP、栄養指導記録

業務の進め方を見直すAXが進んだことで、病院から提供されたデータによると、60床の病棟ではベッドサイドでの会話がその場で記録化され業務時間内に前倒しで進むようになったことなどから時間外労働が約70%減少しました。また、地域医療連携室でも相談記録の自動化などにより時間外労働が約30%減少しています(いずれも効果の一部)。

熊本中央病院の事務部長である鳥飼 達也 氏は、現場の職員が自分たちの業務に合わせて使い方を広げていることが一番の成果であるとしたうえで、「私たちが目指しているのは、コスト削減よりも、患者さんへのケアの質を高めることです」と述べています。

医療現場の業務効率化を支援する「Sail AI」

厚生労働省が2026年9月29日に公表した「令和8年版厚生労働白書」では、限られた人材でサービスを持続するためにテクノロジーを活用した業務効率化や生産性向上の重要性が示される一方、現場業務に直結する技術の導入負担や定着を支える体制構築が課題として挙げられています。また診療報酬の令和8年度改定でも、看護記録の音声入力や自動サマリー生成など情報通信機器等を用いた業務効率化の施設基準が設けられました。

Sail AIは、現場の医療従事者がチャットを通じて自らAI業務を作成・改善できるプラットフォームです。話した内容の記録化や電子カルテ情報の書類化をボタン1つで行える仕組みを備えるほか、導入支援として院内の「AI推進チーム」結成サポートやワークショップを通じた定着伴走を行っています。

株式会社ispecについて

東京都品川区西五反田8-2-12 アール五反田 7Aに本社を置く株式会社ispec(代表取締役社長:谷村 朋樹、資本金:17,967,818円〔資本準備金含む〕)は、医療系基幹システムのクラウド化・モダナイズ支援や、AIを活用した医療機関DX支援を手がけています。

製品サイト:https://lp.sailai.ispec.app/ 公式サイト:https://ispec.tech/

本記事は株式会社ispecの発表をもとに作成されています。

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