アゴダがAIアシスタントを初導入 日本など21の国と地域で旅行予約に対応
デジタル旅行プラットフォーム「Agoda(アゴダ)」を運営するシンガポールのAgoda Company Pte. Ltd.は、20年以上の歴史の中で初めて、自社プラットフォーム上に「アゴダのAIアシスタント」を導入した。9月に限定的なテストとして導入された同機能は、日本を含む21の市場に提供範囲が拡大されている。モバイルアプリ内での旅行の発見、計画、予約を会話形式でサポートする。
会話とリアルタイム在庫を統合した旅行計画
アゴダのAIアシスタントは、会話形式の旅行計画と、600万件以上の宿泊施設、フライト、ツアー、アトラクション、旅行関連サービスといったAgodaのリアルタイムな在庫情報を組み合わせて提供する。旅行者はアイデアの検討や選択肢の比較、価格と空き状況の確認を行いながら、各ステップで最初からやり直すことなく予約手続きを進めることができる。
旅行計画の途中で好みの条件を保持する機能も備えており、例えば「大阪への5日間の家族旅行」の計画や周辺地域の比較、レストラン検索を依頼した場合、計画の進行に合わせて旅行者の好みやコンテキストを保持し続ける。
複数ステップにわたる旅程の決定を想定して構築されたこのアシスタントは、旅行の各要素を「トリッププランナーキャンバス」上に集約する。利用者は今後の予約や訪問したい場所、まだ具体化していない計画などを可視化して旅程を描くことが可能で、決定事項を表示したまま会話で応答したり、提示された選択肢をタップしたりできる。
ベータ版からの分析によると、同アシスタントを使用する顧客は、ホテル、フライト、アトラクションのチケット、ツアーなど、複数の旅行商品を組み合わせた予約を行う傾向が高いことが示されている。また、ウェブ検索も統合されており、アゴダの在庫情報とあわせてウェブからの最新情報も提供する。
OpenAIやGeminiなどの先端技術を活用
会話型インテリジェンスの中核には現在OpenAIのモデルが搭載されている。レストランや観光スポットの情報については、Google Maps Groundingを利用したGeminiを活用し、評価、写真、営業時間、場所などGoogleマップからの最新情報を表示する。
Agoda Company Pte. Ltd.のCEOであるOmri Morgenshtern(オムリ・モーゲンシュテルン)氏は、AIアシスタントを通じて情報や手順が分散している旅行手配の現状を変え、それぞれのニーズに合わせてサポートする頼れる旅のパートナーを提供するとしている。
提供地域とサービス概要
アゴダのAIアシスタントは、日本(JP)、インドネシア (ID)、タイ (TH)、マレーシア (MY)、韓国 (KR)、ベトナム (VN)、米国 (US)、オーストラリア (AU) など、計21の国と地域で利用できる。AgodaのモバイルアプリはApp StoreまたはGoogle Playからダウンロードでき、アプリ内では600万件以上の休暇用宿泊施設、13万以上のフライト路線、30万件以上のアクティビティにアクセス可能となっている。
Booking Holdings(Nasdaq: BKNG)傘下であるAgoda Company Pte. Ltd.の概要は以下の通り。
- 取り扱い規模:世界中600万軒以上のホテルやバケーションレンタル、航空券、アクティビティ
- 体制:アジアの本社を中心に世界26ヶ所の拠点で7,000名以上のスタッフが運営
- サポート・言語環境:ウェブサイト(https://www.agoda.com/)およびモバイルアプリは39ヶ国語に対応、カスタマーサポートは年中無休・24時間体制
本記事はAgoda Company Pte. Ltd.の発表をもとに作成。
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