ヴイストン、ロボットSotaの対話性能を向上する無償アップデートを実施
大阪府大阪市に本社を置くヴイストン株式会社は、発売中の卓上型コミュニケーションロボット「Sota(ソータ)」において、音声による対話の性能を向上させる無償アップデートを実施しました。AIエンジンの接続による対話生成の進化や、音声合成エンジンのストリーム再生対応により、返答速度の短縮化やより自然な対話感の実現が図られています。
AIエンジン接続による自然な対話生成
ロボットクリエイターの高橋智隆氏によるデザインを採用した「Sota(ソータ)」は、2015年の製品化以来、ネットワーク対応型の音声コミュニケーションロボットとして活用されてきました。
Sotaを機体として採用しているクラウドサービス「ロボプラット(旧名称:ロボコネクト)」では、機体を起動するとユーザーとの音声会話(雑談)が行えます。これまでは膨大なシナリオの後段に対話を自動生成する内製エンジンを接続していましたが、今回の機能改善によりAIエンジンを接続しました。これにより、Sotaとしてのキャラクター性を維持したまま、さらに自然な対話感を実現したとしています。
この機能は「ロボプラット」用のSota機体にのみ無償アップデートとして配信されています。なお、「Sotaデベロッパー版」においては、過去に配信済みの「GPT対話ブロック」などを用いて実装することで同様の機能性を実現できるとしています。
対話生成の品質向上に関するYouTube動画 ※動画は理想的なレスポンス状態で収録・編集されており、実際の返答速度は回線状況等により異なります。
音声合成エンジンのストリーム再生対応と適用条件
専用のクラウドサービス「Sotaクラウド」における音声合成エンジンの実装改善により、Sotaの音声をストリームで再生させることが可能になりました。この改善は、ユーザーからの質問に対するSotaからの返答を短縮化することに寄与し、特にSotaが長い文章を発話する場合に効果が顕著であるとしています。
本機能改善は「Sotaデベロッパー版」と「ロボプラット版」のSotaにおいて有効で、それぞれ本体の設定で「ストリーム再生」を「有効」にする必要があります。
なお、ストリーム再生を利用する場合の条件や留意点は以下の通りです。
- 従来の音声合成で有効だった、Sota本体内への「音声のキャッシュ」機能は使用不可
- Sotaの「バージイン機能」を有効にする場合、音声合成のストリーム再生機能は無効
- 「プレゼンSota」および「ロボプラット版」Sotaのプレゼンテーション機能には、本体への音声キャッシュ機能が有用であるため本アップデートは未適用
Sotaシリーズのラインナップと機能
Sota(ソータ)は、搭載するサービスによって製品名称や役割が異なります。ヴイストン株式会社が販売している各モデルの特徴は以下の通りです。
- ロボプラット
- 主な機能: 音声による自然対話、写真撮影、プレゼンテーションの実行、遠隔対話機能、多言語対応(別途契約が必要)、外部機器と連動した「Sotaレク」実行(別途契約が必要)、APIを経由での開発に対応(別途契約が必要)
- 外部APIからの制御: ○
- Sotaの内部アプリ開発: ×
- プレゼン機能: ○
- マイク仕様: インテリジェントマイク
- オプションサービス: 多言語対応、Sotaレク、APIを経由した外部デバイスからの制御、プロフェッショナル向け保守サービス
- Sotaデベロッパー版
- 主な機能: Sotaの内部アプリ開発、多言語対応(別途契約が必要)
- 外部APIからの制御: ×(別途開発すれば可)
- Sotaの内部アプリ開発: ○
- プレゼン機能: ×(別途開発すれば可)
- マイク仕様: 通常マイク版、インテリジェントマイク版
- オプションサービス: 多言語対応、プロフェッショナル向け保守サービス
- プレゼンSota
- 主な機能: プレゼンテーションの実行、多言語対応(別途契約が必要)
- 外部APIからの制御: ×
- Sotaの内部アプリ開発: ×
- プレゼン機能: ○
- マイク仕様: マイクなし
- オプションサービス: 多言語対応、プロフェッショナル向け保守サービス
同社ではユーザー向けの情報発信も行っており、公式YouTubeチャンネルでは専用の収納箱への正しい梱包方法を紹介する動画なども公開しています。
Sota(ソータ)の正しい梱包方法に関するYouTube動画 https://www.youtube.com/watch?v=q73Og9H39Y8
本記事はヴイストン株式会社の発表をもとに作成しています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



