グローバル・ブレイン、リハビリ機器のLIFESCAPESへ追加出資を実行
グローバル・ブレイン株式会社は、運営するCanon Marketing Japan MIRAI Fund(Canon MJ MIRAI Fund)を通じて、株式会社LIFESCAPESへ追加出資を実行した。LIFESCAPESは、ブレイン・マシン・インターフェース/ブレイン・コンピューター・インターフェース(BMI/BCI)技術を応用したリハビリテーション機器の開発・製造・販売を手がけている。
脳の可塑性に着目した上肢機能回復訓練機器を展開
脳卒中は日本における主要な要介護原因の一つであり、発症後に重度の上肢麻痺が残る患者の多くが、従来のリハビリテーションでは十分な機能回復を得られないまま日常生活を送っているとされる。特に重度麻痺に対する治療的アプローチは限られており、アンメット・メディカル・ニーズとして長年にわたり解決が求められてきた。
株式会社LIFESCAPESは、慶應義塾大学理工学部(牛場潤一研究室)で10年以上にわたり蓄積されたBMI/BCI技術を社会実装し、脳の可塑性に着目した上肢機能回復訓練機器の開発・製造・販売を行っている。
神経回路の再構築を促す技術と2つの製品展開
同社が展開するBMI/BCI技術は、頭皮上のウェアラブルセンサで患者自身の神経活動を検出し、麻痺した手指に装着した電動装具をリアルタイムで同期駆動することで、脳の可塑性を活用した神経回路の再構築を促すことを目指している。
現在は本技術を応用し、2024年に薬事認証を受けた医療機関向けの医療用BMI/BCI機器と、介護・自費リハビリ施設向けの機能訓練用BMI/BCI機器の2ラインを展開して幅広い現場への普及を進めている。BMI/BCI技術を用いた上肢機能訓練の有効性は国際的な研究で支持されており、脳卒中治療ガイドライン2021(改訂2025)では上肢機能障害に対して「推奨度B・エビデンスレベル高」と評価されている。
専門性と社会的価値を評価し追加出資を決定
グローバル・ブレイン株式会社は、BMI/BCIと脳神経科学の分野において豊富な研究実績を有する創業チームの専門性と実行力、脳の可塑性を活用した根本的機能回復を目指す独自の技術優位性、そして重度麻痺患者に対するアンメット・メディカル・ニーズに応える事業の社会的価値を高く評価し、出資を決定した。
今後はキヤノンマーケティングジャパン株式会社と連携しながら、株式会社LIFESCAPESの事業成長を積極的に支援していく方針だとしている。なお、グローバル・ブレイン株式会社は2022年6月にJGC MIRAI Innovation Fundを通じた出資実行を発表している。本件の担当キャピタリストは山口 和訓と佐藤 りさが務める。
出資関連組織の概要
株式会社LIFESCAPES
- 所在地:東京都港区南麻布五丁目2番37号
- 代表者:林 正彬
- 設立日:2018年5月
- 事業内容:ブレイン・マシン・インターフェース/ブレイン・コンピューター・インターフェースを応用したリハビリテーション機器の開発・製造・販売など
- URL:https://lifescapes.jp/
Canon MJ MIRAI Fund
- 登記上の名称:キヤノンマーケティングジャパン未来投資事業有限責任組合
- 無限責任組合員:グローバル・ブレイン株式会社
グローバル・ブレイン株式会社
- 所在地:東京都渋谷区渋谷二丁目17番1号
- 代表者:代表取締役社長 百合本 安彦
- 設立日:1998年1月
- 事業内容:ベンチャーキャピタル事業
- URL:https://globalbrains.com
- 本件関連URL:https://globalbrains.com/posts/invested-in-lifescapes
本記事はグローバル・ブレイン株式会社の発表をもとに作成。
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