懐刀とTKP、合弁会社響咲を2026年12月1日に設立へ IP事業を推進
音楽プロデュースやクリエイターマネジメントを手がける懐刀株式会社と、貸会議室やイベントホールなどを運営する株式会社TKPは、コンテンツIP事業の推進を目的とした合弁会社「響咲(ひさき)株式会社」を2026年12月1日に設立する。
新会社では、ボイスコミックアプリの制作をはじめ、アニメ化に向けた各種利用権利の取得など、IP(知的財産)の価値最大化に向けた多角的な事業を展開していくとしている。
設立の背景と両社の狙い
懐刀は、アニメやドラマ、映画、ゲームなどの音楽制作を中心に、作曲家や音楽クリエイターのマネジメントおよびプロデュースを行ってきた。所属クリエイターには、『僕のヒーローアカデミア』『ハイキュー!!』などを手がけた林ゆうき氏、『呪術廻戦』『薬屋のひとりごと』などの音楽制作に携わった桶狭間ありさ氏、『約束のネバーランド』などを手がけた小畑貴裕氏らが名を連ねる。また、音楽制作だけでなく声優業界とのネットワークやコンテンツ制作のノウハウも蓄積している。
一方のTKPは、貸会議室やイベントホール、ホテルなど全国に広がる拠点ネットワークと空間の企画・運営実績を持ち、新たな成長領域としてコンテンツIP事業への参入を進めている。
新会社では、懐刀の声優・作曲家とのネットワークや制作知見と、TKPの全国拠点ネットワークを組み合わせる。優れたIPの発掘・開発から音声・映像化、リアル空間を活用したイベント展開までを一貫して推進する体制の構築を図る。
新会社が展開する事業内容
漫画作品を中心とした優れたIPの発掘・開発を進めるとともに、作品の特性に応じたコンテンツ展開を行う。
漫画作品に声優による音声や音楽、効果音、演出などを加えたボイスコミックのほか、短尺動画や派生コンテンツを企画・制作し、各種配信プラットフォーム等を通じて展開する方針だ。また、漫画作品などのアニメ化をはじめとする各種利用権の取得を推進し、企画・制作、放映、配信、ライセンス展開などを総合的に実施していく。
第一弾事業としてのボイスコミックアプリ制作と今後の展望
第一弾の取り組みとして、声優によるフルボイスに効果音や音楽、演出を組み合わせたボイスコミックアプリを制作する。現在、複数作品の配信に向けて準備を進めているという。
将来的には、TKPが運営する貸会議室、イベントホール、ホテル等のリアル拠点を活用し、IPと連動したファンイベントや展示などのリアルイベント開催も視野に入れる。デジタルコンテンツとリアル空間を横断したアプローチにより、ファンエンゲージメント向上と新たな事業機会の創出を目指すとしている。
合弁会社(新会社)の概要
新会社の概要は以下の通りである。
- 商号:響咲(ひさき)株式会社
- 設立日:2026年12月1日
- 所在地:東京都新宿区市谷八幡町8番地 TKP市ヶ谷ビル
- 役員:代表取締役 雨宮朋臣、取締役副社長 長尾宗尚
- 資本金:2,200万円
- 出資比率:懐刀株式会社 51%、株式会社TKP 49%
- 事業内容:ボイスコミックの企画、制作、配信、短尺動画その他の派生コンテンツの制作・送信/漫画のアニメ化その他の各種利用権を取得し、コンテンツ制作、放映、公衆送信、頒布、利用許諾
本記事は株式会社TKPおよび懐刀株式会社の発表をもとに作成。
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