NHK交響楽団の音楽監督にトゥガン・ソヒエフが就任へ 2028年9月から3年間
NHK交響楽団は、指揮者のトゥガン・ソヒエフを2028-29シーズンが開幕する2028年9月より音楽監督に迎えると発表した。ソヒエフとの契約期間は同月から3年間となっている。2008年10月の初共演以来、約20年にわたり共演を重ねてきた両者の信頼関係が今回の就任へと結実した。
初共演から約20年にわたり重ねてきた信頼関係
ソヒエフが初めてN響のステージに立ったのは2008年10月で、ショスタコーヴィチ《交響曲第5番》などを披露した。その後、2013年11月に定期公演へ初登場し、以降2016年(1月、10月)、2017年、2019年(1月、10月)、2023年、2024年、2025年、2026年1月と継続して共演を重ねている。創立100年を迎え、次の100年に向けて歩み始めた楽団と新たな時代を築くことになる。
ソヒエフは就任にあたり、「NHK交響楽団と一緒に、音楽によって日本の方々の心を繋ぐことができる——それは私にとって、何よりもかけがえのない巡り合わせです」とコメントを寄せている。
世界各地の一流オーケストラや歌劇場で活躍
ソヒエフは、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ドレスデン国立管弦楽団、バイエルン放送交響楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、フィラデルフィア管弦楽団、シカゴ交響楽団をはじめ、ウィーン国立歌劇場、パリ・オペラ座などにも数多く登場してきた。
これまでにフランスのトゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団の音楽監督(2008年から2022年まで)、ベルリン・ドイツ交響楽団の首席指揮者・芸術監督(2012年から2016年まで)、モスクワのボリショイ劇場の音楽監督・首席指揮者(2014年から2022年まで)を歴任。2026-27シーズンからはスイス・ロマンド管弦楽団の首席指揮者・アーティスティック・アドバイザーを務めている。2027年1月1日には、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の「ニューイヤーコンサート」を指揮することも決まっている。
録音や次世代の育成活動

録音分野においても実績があり、トゥールーズ・キャピトル国立管やベルリン・ドイツ響との録音で数多くの国際的な賞を受賞しているほか、ベルリン・フィルとの「デジタル・コンサートホール」でも指揮が配信されている。最新録音は、NHK交響楽団を指揮したショスタコーヴィチの《交響曲第7番「レニングラード」》のライブ録音となっている。
また、サンクトペテルブルク音楽院の教育者イリヤ・ムーシンの最後の弟子の一人であるソヒエフは、2016年にトゥールーズに国際指揮アカデミーを創設するなど、自身の音楽的知見を次世代の音楽家と分かち合う活動にも取り組んでいる。
- 担当:NHK交響楽団 演奏制作部 石井 康
- 電話番号:(03)5793-8125
- メール:press@nhkso.or.jp
本記事はNHK交響楽団の発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



