株式会社企画と編集社が設立 東京と山形県酒田市を拠点にブランド構築を支援
株式会社企画と編集社は2026年10月29日、ブランド戦略ファームとして設立された。代表取締役には、株式会社FUSIONの創業者でラクスル・ノバセルグループへのM&Aを経験した前田遼介が就任した。同社は東京を拠点とした企業支援に加え、前田代表がルーツを持つ山形県酒田市にも拠点を構え、庄内地域(酒田市・鶴岡市)の自治体や企業の支援に重点的に取り組む方針だ。
設立の背景
近年、デジタル広告の発展に伴い獲得型広告を軸とした成長戦略が普及したものの、OEMの普及やAI活用による供給コスト低下により商品やサービスの供給者が増加し、需要が同ペースで拡大しない中で獲得競争が激化している。獲得施策の改善のみで効率的な成長を続けることが難しくなる中、認知形成やミッドファネルへの投資を組み合わせ、需要を育てて選ばれる理由をつくる重要性が高まっている。
また、人口減少が進む採用市場でも同様の構造変化が生じており、商品マーケティング、採用広報、企業広報を横断した「企業というブランド」への投資視点が経営全体の課題となっている。特に人口減少が先行する地方では、地域内需要に依存した事業の成長が難しくなり、地域外へ市場を広げるための商品やマーケティングの再設計が急務となっている。同社はこうした市場環境を背景に、経営とクリエイティブの両輪で企業のブランド構築を支援する専門ファームとして設立された。
事業内容と提供領域
同社は経営者とともに事業の成長領域や提供価値、既存事業の変革や新規事業の要否、目指すべき企業像を整理したうえで支援を行う。全機能を自社で内製するのではなく、各領域の専門企業や専門人材と連携しながら全体を一つの方向に動かす役割を担うとしている。主な支援領域は以下の通りとなる。
- ブランド戦略・事業開発
- 商品開発
- マーケティング
- 採用支援
- PR
- 広告・クリエイティブ
庄内地域における取り組み
人口減少が進む東北・庄内地域では、地域内市場に依存した事業モデルの維持が難しくなる一方、限られた人員で事業を運営する地域企業にとって、変革に十分なリソースを割くことは容易ではない。
同社は地域企業の経営者とともに既存事業の整理、狙うべき市場やポジショニングの見直し、新商品や新規事業の企画からマーケティング・クリエイティブの実装までを支援する。自社で不足する専門性は東京を含む外部の企業やクリエイターと連携し、経営やマーケティングの知見・ネットワークを経営資源として活用できる状態をつくる。さらに、庄内が持つ日本酒・ウイスキー・ワイン・農産物・食・観光・ものづくり・文化などの地域資産を、地域外の需要や新たな事業につなげる取り組みにも自治体や企業とともに関わっていくとしている。
代表者コメントとロゴデザイン
代表取締役の前田遼介は「事業、商品、マーケティング、採用、PR、クリエイティブを個別に考えるのではなく、一つのブランド戦略としてつなぎ、企業の成長を経営者とともにつくっていく」とコメントしている。自身のルーツがある酒田や庄内に対して、これまで培った経験を還元し、地域企業が新しい市場や事業へ挑戦することを支援するとともに、地域そのものが多くの人や企業から選ばれることに貢献していく考えを示した。

なお、同社のロゴは、庄内地域を代表する写真家・土門拳とその作品を収蔵する土門拳記念館(山形県酒田市)から着想を得て、アートディレクターの谷川瑛一氏が制作を手がけた。
会社概要

- 商号:株式会社企画と編集社
- 設立日:2026年10月29日
- 所在地:東京都港区
- 代表取締役:前田遼介
- 事業内容:ブランド戦略・事業開発、商品開発、マーケティング、採用支援、PR、広告・クリエイティブ
本記事は株式会社企画と編集社の発表をもとに作成。
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