阿字ヶ浦海水浴場が100周年へ 2026年11月から月替わりの体験企画を開催へ
阿字ヶ浦海水浴場(茨城県ひたちなか市)は、2027年5月に開設から100年の節目を迎えるにあたり、地域住民や地元事業者が主導する「阿字ヶ浦海水浴場開設100周年記念事業実行委員会」を本格始動させました。「海水浴に特化した夏の海」からの脱却を図り、誰もが1年を通じて日常的に集える「365日ひらかれた海」への転換を目指します。2026年11月より、海辺でのワークショップや冬のアート展示、ほしいも作り体験など多彩な催しを月替わりで連続開催する予定です。

阿字ヶ浦海水浴場は1980年代に来場者数日本一を記録するなど、夏の一大レジャー地として親しまれてきました。しかし、時代の移り変わりとともに海の楽しみ方が多様化するなか、現在の阿字ヶ浦ではSUP(スタンドアップパドルボード)や愛犬との散歩、カフェでの読書など、夏以外の季節にも日常的な過ごし方が広がりを見せています。
人口減少やレジャー志向の細分化によって全国の沿岸地域で海水浴客の減少が課題となる中、同実行委員会は単なる集客数の回復ではなく、散歩や読書、対話といった日常的な営みを海辺に重ね合わせる手法を採用しています。住民や地元事業者が小さく連続的に関わり続けることで地域への愛着を育み、持続可能な沿岸地域のあり方を示すモデルケースを目指すとしています。

2026年11月から展開する「月替わりの海辺体験」
年間を通じた人の流れを生み出すため、2026年11月から2027年12月にかけて毎月連続で体験型の企画が実施されます。現在予定されている主なプログラムは以下の通りです。
- 2026年11月15日(日):まちライブラリー活用検討ワークショップ「海辺の本棚をひらく」(会場:海辺の交流拠点「イバフォルニア・ベース」)
- 2026年12月13日(日)〜2027年1月11日(月・祝):アートイベント「MMM(みなとメディアミュージアム)」協賛イベント(会場:南浜ビーチガーデンの地下空間など)
- 2026年12月19日(土):ゴールデンクリスマス 協賛イベント(主催:茨城大学の学生有志、会場:「ほしいも神社」)
- 2027年1月(日程調整中):冬の名物「ほしいも作り体験」(協力:株式会社マルヒ)
- 2027年2月7日(日):文化企画「海辺の余白」(1枠6名限定の予約制読書会)
- 2027年2月11日(木・祝):オリジナルポストカード作成イベント
- 2027年3月(日程調整中):経営者・幹部のための対話ワークショップ「社員との関わりをみつめる時間」(定員8名、3時間)

2027年4月以降も毎月さまざまなイベントが開催される予定です。
2027年春以降の環境整備と記念企画
2027年春以降は、景観の整備や象徴的な体験プログラムの展開が計画されています。
2027年4月〜5月予定で海岸駐車場などの一角を芝生化しベンチを整備するほか、近隣の子どもたちと芝生を植える参加型イベントも計画されています。さらに、ひたちなか海浜鉄道湊線と連動して車内で100周年記念ビールを味わえる「阿字ヶ浦クラフトビール列車」の本格運行や、阿字ヶ浦在住のデザイナーが手掛けた100周年記念ロゴを活用したオリジナル商品の展開も進められます。
このほか、インストラクターによる魚釣り体験やSUP体験、ビーチコーミングといった夏以外の体験プログラムの提供や、地元住民の声や観光マップを盛り込んだ「100周年記念誌」の制作(一部PDF配布も検討中)も予定されています。
阿字ヶ浦海水浴場開設100周年記念事業の概要





- 事業名称:阿字ヶ浦海水浴場開設100周年記念事業
- 基本コンセプト:海を日常に、次の100年へ
- 主催:阿字ヶ浦海水浴場開設100周年記念事業実行委員会
- 後援:ひたちなか市
- 事務局所在地:茨城県ひたちなか市阿字ヶ浦町2237-1(イバフォルニア・ベース内)
- 詳細情報:「はなびより」100周年特設ページ(https://hanabiyori.jp/100th/)
本記事は阿字ヶ浦海水浴場開設100周年記念事業実行委員会の発表をもとに作成しています。
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