ジェイテクトのSyncusteer™が超モノづくり部品大賞で共同議長賞を受賞
株式会社ジェイテクトが開発したステア・バイ・ワイヤ「Syncusteer™」が、日刊工業新聞社主催の2026年超モノづくり部品大賞において「モノづくり日本会議 共同議長賞」を受賞した。同システムは、自動車のステアリングホイールと車輪の間の機械的な接続をなくし、電気信号によって操舵制御を行うリンクレス・ステア・バイ・ワイヤシステムである。操舵機能を完全に電子制御化することで車両制御の高度化やSDV(ソフトウェア定義車両)への進化を支える技術として評価された。


操舵機能を電子制御化する「Syncusteer™」

Syncusteer™は、機械的な接続を廃して電気信号で操舵制御を行うことで「操舵という機能の再定義」を行う技術である。手動運転と自動運転対応の両立やシステムの電子制御化に加え、車室空間における設計自由度の向上など、新たな車両価値の実現を後押しする。
愛知県刈谷市に本社を置く株式会社ジェイテクト(取締役社長:近藤禎人)は、「技術をつなぎ、地球と働くすべての人を笑顔にする」というミッションを掲げている。2030年に向けては、JTEKT Group 2030 Visionとして「モノづくりとモノづくり設備でモビリティ社会の未来を創るソリューションプロバイダー」を目標とし、既存製品の高付加価値化と新領域への挑戦による成長と変革を進めている。同社は本システムを、次世代モビリティ社会を支える基盤技術の一つと位置付けている。
開発の背景とこれまでの採用実績
株式会社ジェイテクトは、1988年に世界で初めて電動パワーステアリング(EPS)の量産を開始した。その後も将来のモビリティ社会を見据えてリンクレスのステア・バイ・ワイヤシステムの開発を進めてきた。
近年は、安全・安心で快適なクルマ社会の実現に向けて先進運転支援システム(ADAS)や自動運転への対応、車両の電動化が進展している。Syncusteer™はこれまでに、LEXUS「RZ」やトヨタ自動車株式会社の「e-Palette」に採用されている。同社は今後も人とモビリティの関係を進化させるステアリングシステムを通じて、モビリティ社会の未来づくりに貢献するとしている。
超モノづくり部品大賞について
超モノづくり部品大賞は、日本のモノづくりの競争力向上を支援することを目的に、産業や社会の発展を支える部品・部材を表彰する制度である。2003年に創設され、2008年に「モノづくり部品大賞」から現在の名称に変更され、今回で23回目を迎えた。
表彰対象は以下の6分野となっている。
- 機械・ロボット
- 電気・電子
- モビリティ関連
- 環境・資源・エネルギー関連
- 健康福祉・バイオ・医療機器
- 生活・社会課題ソリューション関連
本記事は株式会社ジェイテクトの発表をもとに作成されています。
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