Dellows News

アサンテのトコジラミ探知犬ビートが2026年10月末で引退へ 約6,700室調査

シロアリ対策など総合ハウスメンテナンスサービスを提供する株式会社アサンテ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:宮内 征)は、宿泊施設でトコジラミの生息調査を行ってきたトコジラミ探知犬「ビート」が、2026年10月末をもって現役を引退すると発表した。2017年6月より探知犬として活動し、優れた嗅覚によって肉眼では発見が難しいトコジラミの早期発見や予防に貢献してきた。10月27日(火)には引退式が執り行われ、引退後は里親のもとで家庭犬として生活する予定となっている。

ビートは2015年3月10日生まれのビーグル犬(男の子)で、明るく元気な性格とチーム内一の体力を持ち、鋭い嗅覚と高い集中力で活動を続けてきた。

2016年 6月にアサンテで活動を開始し、2017年 6月にシロアリ探知犬としてデビューした後は主に関西で活躍した。その後、2021年 1月よりトコジラミ探知犬への変更に向けた訓練を開始し、2021年 4月に関東の宿泊施設でトコジラミ現場デビューを果たした。2021年4月~2026月10月末までのトコジラミ調査実績は、宿泊施設 約6,700室にのぼる。2026年 10月をもって引退となり、里親に引き取られる予定となっている。

10月27日に引退式を開催

10月27日(火)にはビートの引退式が開催された。式では現役最後となるルーレット探知が実施され、トコジラミを探知することに成功したほか、ハンドラーから花束と表彰状が贈られた。

長年バディを組んできたハンドラーの下山は、「長い間一緒に仕事をしてきたので、寂しい気持ちもありますが、これからは仕事を終えて、普通のペットとして元気に過ごせると思うと、本当に良かったです。これまで一緒に頑張ってくれてありがとう。長い間、本当にお疲れさまでした。」とコメントを寄せている。

トコジラミ探知犬は、トコジラミのニオイを嗅ぎ分ける訓練を受けた職業犬であり、発見すると首を縦に振って知らせる。アサンテが2010年11月に日本で初めて導入し、2011年8月に最初の1室を調査して以降、約3万室の客室を調査してきた。2026年9月現在、日本国内でトコジラミ探知犬を導入している企業はアサンテのほかにわずか1社※となっている(※アサンテ調べ)。

トコジラミ探知犬は少数のトコジラミでも約95%の確率で探知できるとされている。人間による目視調査の発見率は30%未満とされているため探知精度が高く、ホテル1室あたりの調査時間も3~7分と短時間で完了する(調査時間は部屋の広さにより異なる)。

体長5~8㎜の成虫や1~2㎜の幼虫であるトコジラミは、日中は寝具や電化製品の隙間に潜み夜間に吸血活動を行う。刺されると激しいかゆみが生じることがあり、個人差はあるもののストレスの原因にもなる。過去に農薬・殺虫剤であるDDT(1940年代に大量に用いられたが環境汚染のため現在は日本で使用禁止)によって一度姿を消したものの、近年は海外旅行者の荷物などに付着して持ち込まれたといわれ、生息地域が拡大している。市販のピレスロイド系薬剤への抵抗性を持つ個体も確認されており、宿泊施設で繁殖して部屋が使用できなくなるなどの損害が発生している。

探知犬チーム「くんくんズ」と訓練中の後進

アサンテでは、シロアリやトコジラミ対策の必要性と社会的認知度を向上させる活動の一環として、探知犬チーム「くんくんズ」を結成している。チームには現在5頭の探知犬が所属しており、犬種はいずれもビーグルである。

現在、新たな探知犬デビューを目指して以下の3頭が訓練を行っている。

  • 2027年4月デビュー予定:シロアリ探知犬「セラ」、トコジラミ探知犬「ルナ」
  • 2027年6月デビュー予定:シロアリ探知犬「ポル」

本記事は株式会社アサンテの発表をもとに作成されています。

アクセスランキング

今日

1週間