ファルスがシード・アーリー期対象の大和未来投資ファンド1号を設立
新興国における金融事業などを手がけるファルス株式会社は、国内外のシード・アーリー期の企業を主な投資対象とする「大和未来投資ファンド1号」(Japan Future Investment Fund)を9月に設立した。
同ファンドは、日本、アジア、アフリカ、北米・中南米などを対象地域とし、金融、食、ヘルスケア、デジタル社会インフラの4領域を中心に、社会課題の解決と持続的な成長の両立を目指す企業への投資に取り組む。これまで同社が培ってきた新興国でのローンファンド運営経験やデット実績と、エクイティ投資の実績を融合させ、企業の成長をファイナンス面から支援する。
設立の背景と目指すエコシステム
新興国で生産年齢人口の増加に伴い様々な事業分野で成長機会が生まれる一方、人口減少や高齢化が進む日本では国内の蓄積された資本を成長市場へ循環させることが求められている。
こうした環境を背景に、同ファンドは「日本の志と資本で、大いなる和を世界へ」をミッションに掲げている。日本に縁を持ち社会課題の解決に挑戦する起業家を支援するとともに、日本の資本を新興国の実体経済へ循環させ、起業家・現地社会・既存の支援者が価値を分かち合うエコシステムの創出を目指すとしている。
ファルス株式会社はこれまで、カンボジア、ラオス、ケニア、ミャンマー、マレーシア、フィリピンなどで金融・融資事業を展開し、累計10本・10億円超のローンファンドを運営してきた。そこで得た現地ネットワーク、案件組成力、リスク管理の知見に、エクイティ投資の実績を組み合わせて今回のファンドを立ち上げた。
独自の「ローン×エクイティ」戦略とハンズオン支援
同ファンドでは、エクイティ投資に加えて必要に応じて新株予約権付き融資などを組み合わせ、企業の成長段階に応じた資本戦略を構築する。
さらに、投資先企業の資本、経営、成長基盤に実行レベルで関与する「構造改革型ハンズオン」をサポートする。資本構造の再設計や経営・ガバナンス体制の構築、海外展開に必要なリーガル・税務・コンプライアンス基盤の整備などを支援し、企業価値の持続的な向上を目指す方針だ。
同社は過去にもケニア、カンボジア、ラオスなどの新興国を含む国内外の企業への投資を行っており、IPO、M&A、セカンダリー、バイアウトなどを通じた事業成長や資本政策の支援実績を有している。これらの実績やネットワークを生かし、投資候補企業の検討を進めている。
大和未来投資ファンド1号および運営会社の概要は以下の通り。
- ファンド名:大和未来投資ファンド1号
- ファンド形態:投資事業有限責任組合(LPS)
- 運営会社:ファルス株式会社
- 投資ステージ:シード・アーリー期 他
- 投資対象地域:日本・アジア・アフリカ・北米・中南米
- 重点投資領域:金融・食・ヘルスケア・デジタル社会インフラ
ファルス株式会社概要
- 代表者:髙橋 伸彰
- 所在地:東京都千代田区飯田橋三丁目2−6
- 設立:2020年2月
- 資本金:6億1,900万円(資本準備金含む)
- 事業内容:新興国における金融事業・事業開発、海外金融機関向け事業性ローンファンドの企画・運営
- 会社HP:https://phals.jp
本記事はファルス株式会社の発表をもとに作成されています。
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