エコモットとGRIFFY、特定音声検知エッジAIシステムを2026年9月提供へ
エコモット株式会社と株式会社GRIFFYは、戸田建設株式会社と共同開発した技術知見を活用し、建設事業者向けの「特定音声検知エッジAIシステム」を2026年9月より提供開始すると発表した。
本システムは、屋外用マイクで収集した特定の音声データをAIがリアルタイムに解析・検知する仕組みだ。建物やカーブなどの遮蔽物によって目視やAIカメラによる画像解析が困難な環境でも緊急車両などの接近を早期に検知し、工事車両の出庫制御や作業員への注意喚起の自動化につなげる。

開発の背景と現場の課題
建設現場では、工事車両の出入口における接触事故の防止や、救急病院に隣接する現場などで緊急車両の通行を妨げない入退場管理が求められている。
従来の誘導員による目視確認は、夜間や悪天候、見通しの悪い状況での視認性確保に課題があった。また、AIカメラによる画像解析も視界不良や遮蔽物がある条件下では十分な性能を発揮できない場合があり、従来のセンサー技術では緊急車両などの特定車両を識別することが困難だった。これらの課題を受け、GRIFFYは戸田建設とともに現場ニーズに即した音声解析システムの開発を進めてきた。
本システムは、GRIFFYが展開する生産性向上AIカメラ「PROLICA」の技術を応用したもので、以下の特徴を備えている。
- 音声AIによる高精度検知:対象音源に適合した機械学習モデルにより、環境ノイズを含む実環境下でも特定音を高精度に識別する。戸田建設の施工現場での実証において、識別アルゴリズムの改良により検知率98%を達成した。
- 視界に依存しない安全管理:音声で検知するため、夜間や悪天候など視認性が低下する環境でも安定して作動し、事故リスクの低減と省人化を図る。
- エッジAIによるリアルタイム処理:現場設置デバイスでエッジAI処理を行うため、パトランプ、LED表示板、カーゲートなどと即時に連携し、現場状況に応じた機器の自動制御を行う。
関連企業の概要
エコモット株式会社
- 所在地:北海道札幌市中央区北1条東1丁目2番5号 カレスサッポロビル 7階
- 代表者:代表取締役 入澤 拓也
- 設立:2007年2月
- 資本金:6億1,796万円(2026年2月末現在)
- 事業内容:IoTソリューションの企画・端末製造、通信インフラ・アプリケーション開発、クラウドサービスの運用・保守
株式会社GRIFFY
- 所在地:東京都千代田区内神田2丁目12番6号 内神田OSビル7階
- 代表者:代表取締役 入澤 拓也
- 設立:2023年12月
- 資本金:6,000万円
- 事業内容:建設現場向けのDXソリューション提供事業(「現場ロイド」ブランドのレンタルサービス事業等)
本記事はエコモット株式会社および株式会社GRIFFYの発表をもとに作成されています。
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